Renaultは10月12日、パリモーターショーでコンセプトEV「E-Space Concept」を世界初公開する。1980年代を代表するミニバン「Espace」をEV時代向けに再構成したモデルで、1984年に登場した初代Espaceの思想を現代的に引き継ぐ。
Renaultや海外メディアの報道によると、E-Space Conceptは初代Espaceに着想を得た多人数乗車向けのコンセプトモデルだ。現行EspaceがSUV寄りの性格を強めているのに対し、新モデルは一体感のあるワンボックスフォルムを採用。MPVとしての原点に立ち返ったパッケージングを打ち出した。
Renaultは同モデルについて、EV時代のファミリーモビリティを提案するコンセプトカーと位置付けている。
車名の「E」は同社の電動化技術群「E-Tech」を示し、「Space」は広く先進的な室内空間を表す。全長は4.7メートルで、Kia PV5やVolkswagen「ID. Buzz」のショートホイールベース車に近いサイズ感となる。
エクステリアは、初代Espaceのシルエットを現代風に再構成した。前後にはボディラインをなぞるU字型のライトを配し、フロント中央にはピクセル状の演出を施した発光ダイヤモンドロゴを配置した。
また、低いベルトラインと低めの車高を採用し、近年のSUV中心のデザインとは異なる方向性を打ち出している。
パワートレインやバッテリー、航続距離などの詳細は明らかにしていない。一部報道では、RenaultがEVラインアップでLFPバッテリーの採用拡大を進めていることから、E-Space Conceptにも搭載される可能性があると指摘している。
Auto Expressは次世代EVプラットフォームの採用可能性にも触れているが、いずれもRenaultが正式に確認した仕様ではない。
Renaultはパリモーターショーで、「Renault 8 Gordini」や「Renault 4 JP4x4 Concept」もあわせて披露する予定だ。
E-Space Conceptが量産型の次世代Espaceにつながるかどうかは、今後明らかになる仕様や開発計画が注目点となる。