写真=FREELANDER

中国のCheryとJaguar Land Rover(JLR)が共同開発した電動車ブランド「FREELANDER」が、アラブ首長国連邦(UAE)で始動した。アブダビでブランド発表会を開き、第1弾モデル「FREELANDER 8」を公開。現地販売網も整え、中東を足掛かりにグローバル展開を進める。

CleanTechnicaが5日付で報じたところによると、FREELANDERは9月29日、アブダビでグローバルブランド発表イベントを開催した。UAEは、中国国外で最初の進出先となる。

販売・サービス網の整備も進めた。アブダビではPremier Motorsが、ドバイと北部首長国ではAl Tayer Motorsがそれぞれ販売とアフターサービスを担う。FREELANDERはあわせて、砂漠、海岸、都市部といったUAEの走行環境で車両試験を実施し、高温下での熱管理性能やオフロード性能を検証した。

FREELANDERは、もともとLand Roverが1997年に投入したSUVの車名だ。2015年に生産を終了したが、CheryとJLRは2024年、既存の50対50の合弁会社CJLRを通じて同ブランドを復活させることを決めた。JLRはFREELANDERブランドをCJLRにライセンス供与し、デザインとブランド開発を担当する。一方、Cheryは電動化技術、製品開発、サプライチェーンを担い、車両は同社の電動化アーキテクチャをベースとする。

FREELANDERは、Cheryの既存製品群やJLRのRange Rover、Defenderといったブランド群とは切り離して展開する。EVとレンジエクステンダーEVを含む独自の商品群を構築し、中国で立ち上げた事業を海外市場へ広げる戦略だ。

中東はFREELANDERにとって最初の重点市場となる。産油国が経済多角化と自動車産業の育成を進めるなか、サウジアラビアではLucidや現地ブランドのCeerなどがEVエコシステムの拡大を進めている。CheryとJLRは、UAEを起点に中東全域へ展開を広げ、その先のグローバル市場開拓につなげる方針だ。

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