写真=Mplus

Mplusは10月6日、欧州のグローバル電池企業A社と、角形電池向けノッチング装置およびスタッキング装置の供給契約を締結したと発表した。電気自動車(EV)やエネルギー貯蔵システム(ESS)を中心としてきた顧客基盤を、防衛・航空宇宙分野へ広げる。

A社は欧州で設立された電池企業で、航空宇宙、防衛、医療、通信、石油・ガス、輸送、ユーティリティ分野に産業用電池を供給している。Mplusが航空宇宙・防衛分野の特殊用途電池メーカーと取引するのは今回が初めて。

今回供給するのは、角形電池の組立工程の中核を担うノッチングシステムとスタッキングシステム。ノッチングは電極ロールを精密に切り出す工程、スタッキングは切り出した電極を層状に積み重ねる工程に当たる。

同社は、超高速ノッチング・スタッキング設備を強みとして、設備投資(CAPEX)と運営費(OPEX)の削減につながるとしている。

Mplusによると、今回の受注の背景には需要構造の変化がある。これまでパウチ型EV電池が中心だった市場が、角形ESSや防衛向け特殊用途電池へと分散しているという。

同社は、安全性や信頼性に関する基準が一般的な量産市場より厳しい産業用特殊電池分野へ、顧客基盤を広げてきたとしている。

Mplusは、パウチ型、角形、全固体など、各フォームファクターに対応する二次電池組立装置のラインアップを持つ。フィジカルAI時代を見据え、自律移動ロボット(AIMR)や自律制御システムなどの新規事業も進めている。

一方、同社の上半期の連結純利益は約154億ウォンで、前年同期比51.9%増だった。営業利益は約142億ウォン、営業利益率は17.1%。売上総利益率は28.2%と、前年同期を3.7ポイント上回った。EV投資が鈍化する局面で、選別受注戦略が寄与したとしている。

同社関係者は「今回の受注は、航空宇宙・防衛分野のグローバル電池企業から当社の技術競争力が評価された結果だ」とコメント。「これを機にA社との協力をさらに強化し、純現金373億ウォンの堅固な財務基盤をもとに、防衛・航空宇宙など高付加価値市場へのポートフォリオ拡大を続ける」とした。

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