LG Chemの高機能通気性フィルム「Breathable Film」=写真: LG Chem

LG Chemは10月6日、ドイツ・フリードリヒスハーフェンで10月12〜16日に開催されるプラスチック展示会「Fakuma 2026」に出展すると発表した。AIデータセンターやロボット向けのエンジニアリングプラスチック、高機能通気性フィルム「Breathable Film」などを展示し、成長分野向けの素材ソリューションを訴求する。

Fakumaは、グローバル素材メーカーや欧州の主要メーカーが参加する主要プラスチック展示会だ。LG Chemは約70平方メートルのブースを設ける。業種別の製品展示ではなく、顧客課題の解決を前面に打ち出す「ソリューションマーケティング」を軸に構成するという。

展示は「Cost Effective」「Sustainability」「Innovative」の3テーマで展開する。「Cost Effective」では自動車向けの無塗装素材や金属代替ソリューションを紹介する。「Sustainability」ではバイオベース素材と低炭素ソリューションを取り上げる。「Innovative」では、AIデータセンターやロボット向けの次世代エンジニアリングプラスチック技術を披露する。

ブースの半分以上はミーティングエリアに充て、顧客ごとの商談や技術協議を進める。共同開発につなげる狙いもある。設計段階で製品性能を予測・検証する独自ソリューション「SISO(Simulation Integrated Solution)」も、顧客の素材開発支援に活用する。

欧州では、電動化の進展や環境配慮政策の拡大を背景に、軽量で高機能な素材の需要が拡大している。エンジニアリングプラスチックは、金属代替によって製品の軽量化やエネルギー効率の向上に寄与する素材で、自動車、ロボット、AIデータセンターなどで用途が広がっている。LG Chemは今回の出展を機に、欧州市場の開拓を加速する方針だ。

LG Chemエンジニアリング素材事業部長(専務)のイ・チャンヒョン氏は「顧客が求めているのは単なる素材ではなく、未来の可能性を現実に実装する次世代ソリューションだ」とコメントした。そのうえで、「未来産業の変化を主導し、顧客より一歩先を行く次世代素材ソリューションを提案することで、新たな成長機会と差別化された価値を提供していく」と述べた。

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