9月の英国市場で車種別首位となったJAECOO 7(写真=JAECOO)

英国の電気自動車市場が9月に大きく伸びた。バッテリー電気自動車(BEV)の新規登録台数は9万9201台と前年同月比36.3%増え、シェアは28.3%に上昇し、ガソリン車の37.6%に迫った。

英国自動車製造販売協会(SMMT)によると、9月の新車登録台数は35万536台で、前年同月比12%増となった。これで10カ月連続のプラスとなる。

BEVの拡大要因としては、車種の増加に加え、自動車メーカーによる値引き、政府補助金、高止まりする燃料費などが挙げられる。英国で販売されるBEVは、2023年以降で2倍超の178車種に増えた。

電動化モデルの裾野も広がっている。プラグインハイブリッド車(PHEV)は110車種超、ハイブリッド車(HEV)は50車種に上り、新車モデル全体の4分の3超を電動化車両が占める。

9月のPHEV登録台数は前年同月比55.5%増で、市場シェアは17%だった。一方、HEVは4.3%減少し、シェアは13.1%にとどまった。BEV、PHEV、HEVを合計した電動化車両の比率は58.4%に達した。

ブランド別では、中国系ブランドの伸びが目立った。BYD、JAECOO、Chery、Omoda、Changan、Geelyなどが9月の英国の新車登録全体の約20%を占めた。

BYDの登録台数は2万140台となり、Volkswagenに次ぐブランド別2位に入った。車種別では、中国系のJAECOO 7が1万814台で首位。Tesla Model 3は2位、Tesla Model Yは5位だった。

もっとも、1〜9月累計のBEVシェアは26.2%で、2026年のZEV販売義務目標である33%には届いていない。2027年の目標は38%に引き上げられる。

SMMTは、電気自動車の販売拡大が進む一方で、高いエネルギーコストと規制目標が業界の負担になっていると指摘した。

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