Hecto Innovationは、10月6日から8日までソウルのCOEXで開催される「AIフェスタ26」に出展し、ステーブルコインを活用した外国人患者の医療費決済や企業の貿易代金送金向けインフラを紹介する。あわせて、AML(マネーロンダリング対策)やKYC(本人確認)に対応した運用モデルも提示する。
同イベントのテーマは「AI、現実になる。みんなのAI」。Hecto Innovationは会期中、「医療費決済から貿易代金まで、24時間365日ステーブルコインインフラ」を掲げ、「エージェンティックAI+X特別館」でブースを展開する。
同社は、暗号資産事業者(VASP)として「Hecto Wallet One」の申告が受理されたことを受け、規制対応を前提としたデジタル資産活用モデルを紹介する予定だ。展示では、AMLやKYCに準拠した運用の方向性を示す。
また、外国人患者の受け入れで課題とされてきた海外発行クレジットカード決済の拒否や、高額な両替手数料に対する代替策として、ステーブルコイン決済モデルを打ち出す。制度整備を見据え、医療分野での協業パートナー開拓も進める方針だ。
ブースでは、訪韓外国人の医療費決済などの国内決済需要と、企業の貿易代金送金需要を想定したインフラ整備状況を紹介する。あわせて、外国人患者の診療費送金時の確認項目、企業の貿易代金処理における実務上の留意点、金融機関でのデジタル資産ウォレット実装の構成、医療分野を中心とした協業協議の状況など、制度化を見据えた実務指針やシステム構成も共有する。
同社は、「Hecto Wallet One」のウォレット・カストディ技術と、Hecto Financialの電子金融分野における決済・精算サービスを組み合わせ、デジタル資産決済の需要に対応するグループ内連携モデルの具体化と高度化を進めている。
Hecto Innovationの関係者は「訪韓外国人の診療費決済や、企業の貿易代金送金の分野では、ステーブルコイン需要が生まれている」と説明。「先行需要が見込まれる領域でデジタル資産を安全かつ適法に活用できるよう、必要なインフラを先回りして整備し、医療機関をはじめとする多様な産業パートナーとの連携を継続的に拡大していく」と述べた。