XRPは、2024年末に上抜けた長期抵抗線近辺まで下落した。足元では1.50ドル前後まで調整しており、長期の上昇シナリオを維持できるかが焦点となっている。
The Crypto Basicが9月30日(現地時間)に報じたところによると、XRPの週足チャートでは、2014年以降の値動きの中で、過去の急騰局面に先行した持ち合い離れに似た構図が改めて意識されているという。
市場の関心は、XRPが長期トレンドライン上で下値支持を維持できるかどうかに集まっている。XRPは2024年末、長く上値を抑えてきた下降抵抗線を上抜けたが、今回の調整でその抵抗線が位置する1.50ドル近辺まで押し戻された。
この水準が注目されるのは、過去にも似た長期の持ち合いを上放れた後、大幅な上昇につながった経緯があるためだ。XRPは2014年から2017年初めにかけて、高値を切り下げる一方で安値を切り上げ、シンメトリカル・トライアングルを形成。2017年に上限線を突破した後、2018年1月には3.40ドル近辺まで急伸した。
足元のチャートでも、より長い期間をかけて同様の構造が形成されたとの見方が出ている。XRPは2018年の高値以降、下降抵抗線の下で推移し、2020年の安値以降は支持線が切り上がって値幅を縮小。その後、2024年末の上昇局面で抵抗線を上抜けた。
記事によると、XRPは2024年第4四半期に約280%上昇し、11月末には約2.70ドルに達した。その後も上昇基調が続き、2025年7月には過去高値の3.40ドルを上回る約3.66ドルまで上値を伸ばした。
もっとも、直近の調整局面では、シンメトリカル・トライアングルの上限線を改めて試す展開となっている。焦点は、かつての抵抗線が支持線に転じるかどうかだ。
目先の支持帯として示されたのは1.40〜1.70ドル。このレンジを維持できれば、長期の上放れ構造が保たれる可能性がある。一方、従来のブレイクアウト水準を明確に下回れば、再テスト完了の見方は後退し、過去のトライアングル下限に沿った上昇トレンドラインが改めて重要になりそうだ。
上値の抵抗帯としては3〜3.50ドルが挙げられた。直前の上昇局面で形成した高値圏と重なる水準で、相場の次の方向性を見極める上でも重要な節目となる。市場では、下値支持の有無に加え、反発局面でこの抵抗帯を再び上抜けられるかが注視されている。
モメンタム指標にはやや改善がみられる。週足の相対力指数(RSI)は56.98、RSIの移動平均は43.62。RSIは30近辺から反発して50を回復したが、一般に過熱圏とされる70には達していない。
ただ、過去と似たチャート形状が、同程度の上昇をそのまま保証するわけではない。現時点で注目される価格帯は、1.40〜1.70ドルの再テストゾーン、その下に位置する過去の下降トレンドライン、そして上値の3〜3.50ドルの抵抗帯に集約される。XRPの長期トレンドは、これらの水準でどのような反応を示すかに左右されそうだ。