XRP支持派で業界評論家のコーチJVは、XRPとBitcoinを買い続ける理由として、長期保有時のコスト構造の違いを挙げた。住宅や自動車は完済後も税金や登録費、保険料などの負担が続くのに対し、XRPとBitcoinは保有しているだけで毎年発生する定期コストがないという。
暗号資産メディアのDecryptが28日(米国時間)に伝えたところによると、コーチJVはX(旧Twitter)への投稿で、資産を評価する際は購入価格だけでなく、長期保有に伴うコストまで含めて見るべきだと主張した。
コーチJVは、「車は完済しても毎年登録費を払う」「家は完済しても毎年固定資産税を払う」と説明し、「負債は消えても義務は消えない」と述べた。そのうえで、これがBitcoinとXRPを買う理由の一つだとした。
比較対象として挙げたのは、伝統的な実物資産にかかる継続負担だ。住宅はローン完済後も固定資産税や保険料、メンテナンス費が発生し、自動車も登録費や保険料、整備費などの支払いが続く。
一方、XRPはウォレットで保有しているだけで、固定資産税や登録費のように毎年繰り返し発生する費用は生じない。コーチJVは、この違いが長期投資では重要だと強調した。
もっとも、XRPの保有に一切コストがかからないわけではない。XRP Ledger(XRPL)では、自己管理ウォレットでアカウントを作成する際、現在1XRPの基本準備金が必要になる。これはアカウントを維持する間、一定量のXRPが拘束される仕組みであり、毎年支払う手数料とは性質が異なる。
XRPの送金や取引では、ネットワーク手数料も発生する。標準の最小取引手数料は10ドロップ(0.00001XRP)で、支払われた手数料はネットワーク上でバーンされる。ただ、売買や送金を行わず保有し続けるだけであれば、こうした取引手数料が継続的に発生するわけではない。
保管方法に応じた費用にも注意が必要だ。自己保管を選ぶ場合は、秘密鍵や復旧情報を自ら管理しなければならず、ハードウェアウォレットの購入費用や有料カストディサービスの利用料がかかる可能性がある。取引所で保管する場合は、各取引所の手数料体系やサービス方針に従うことになる。
また、取引所保管と自己保管では、準備金の扱いにも違いがある。XRPLの文書によると、取引所が複数顧客の資産を単一のアカウント構造で管理する場合、顧客ごとに1XRPの準備金を個別に維持しないケースがあるという。
コーチJVの主張は、XRPが完全なコストゼロ資産だという意味ではない。焦点は、購入後に保有しているだけで毎年繰り返し発生する「継続保有コスト」がない点にある。XRPでも、ネットワーク利用や保管方法によって費用は発生するが、住宅の固定資産税や自動車の登録費のように、保有自体に伴って定期的に課される費用とは構造が異なるというわけだ。
コーチJVは投稿で、「車を完済しても毎年登録費を払う。家を完済しても毎年固定資産税を払う」「私の家や車には、所有と維持のための継続コストがかかる。Bitcoinには固定資産税や登録費、保有を続けるための月額支払いはない」と述べた。
その一方で、「暗号資産がリスクフリーという意味ではない。価格変動やカストディ、セキュリティには現実のリスクがある」とも指摘した。資産の購入コストだけでなく、保有し続けるためのコストまで問うべきだというのが、同氏の主張の核心だ。