Linerは9月29日、AIエージェント向け連携サービス「Liner Actions MCP」の提供を開始したと発表した。ClaudeやChatGPTなどのAIエージェントと一度接続すれば、カレンダーやSlack、Notionなど1100超の外部アプリを自然言語の指示で利用できるようにする。
Liner Actions MCPは、AIエージェントが複数の外部サービスをまたいでタスクを実行できるようにするサービスだ。例えば「Slackのマーケティングチャンネルで今週議論された内容をNotionに整理して」と指示すると、エージェントが必要なツールを選び、情報の取得から整理までを実行するという。
モデルコンテキストプロトコル(MCP)は、AIエージェントが外部サービスと接続し、実際のタスクを実行するための標準仕様だ。従来は、利用者が必要なMCPを個別に探し、サービスごとにインストールやAPIキーの設定を行う必要があった。
同社によると、Liner Actions MCPはこうした導入時の手間を抑えたのが特徴。特定サービスを初めて使う際に表示される連携リンクからログインするだけで、接続を完了できる。
また、提供する約1100のツールについては、Linerが直接呼び出して動作検証を行ったとしている。必要なタイミングで必要なツールだけを呼び出す方式を採用し、複数ツールを同時に連携する際に生じ得るコンテキストの過負荷も抑えたという。
Liner Actions MCPは利用者データを別途保存せず、利用時に生じる記録も非識別化して処理する。あわせて企業開発者向けに「Liner Actions API」も提供し、自社のAIエージェントに約1100のサービスと接続するコネクター機能を組み込めるようにした。
Liner Actions Squadリードのキム・ユンギ氏は「複雑な設定なしに、誰もが自分だけのAIエージェントを活用できる環境を作りたい」とコメントした。