XRPの月足RSI(相対力指数)が、過去の大幅上昇局面の前兆に似た動きを見せている。ただ、強気転換を裏付ける決定的なシグナルはまだ確認されていない。
ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が26日(現地時間)に報じた。月足チャートでは、RSIが低水準から切り返しつつある一方、黄色で示された移動平均線はなお下回っているという。
市場の焦点は、月足RSIがこの移動平均線を再び上抜けるかどうかだ。過去2回の大きな上昇局面では、RSIはいずれも低水準まで低下した後に反転し、緑のRSI線が黄色の移動平均線を上回る、もしくはその上で推移する形でモメンタムが改善した。
これに対し、足元でもRSIは過去と同様の低水準帯にあるが、肝心のクロスはまだ確認できていない点が違いとして挙げられる。
過去の事例では、XRPが約0.18ドル(約27円)近辺から2ドル(約300円)まで上昇したケースがあった。別の局面では、約0.37ドル(約56円)から約3.30ドル(約495円)近辺まで上げたという。
いずれの局面でも、RSIが先行して下落局面を終えた後、方向感を切り替え、続いて移動平均線を回復する流れが見られた。足元のXRP価格は約1.54ドル(約231円)で推移しており、市場では過去局面との比較が意識されている。
もっとも、こうした水準は過去の上昇幅を単純に当てはめた試算にすぎない。実際には、過去の上昇はいずれも異なる価格帯から始まり、市場環境や上昇に要した期間も同一ではなかった。同じ値動きがそのまま再現されるとみることはできない。
長期トレンドで見ると、XRPは2025年の上昇後、直近の調整を経て長期移動平均バンド内で推移している。チャートでは2017年、2021年、2025年前後の局面を並べ、長い横ばいと調整を通じて月足RSIのモメンタムがリセットされる構図を示した。
今回も全体の形状は過去と似ているが、現時点で完成したシグナルと判断するのは難しい。次に確認すべきポイントは明確で、月足RSIが移動平均線を再び上回るクロスが出るかどうかにある。それまでは、モメンタム転換の確証が得られた局面というより、過去との類似が意識される段階にとどまる。
短期的には、過去と近い位置まできた点が注目材料となる一方、テクニカル面の裏付けがないまま強気シナリオを前提にするのは難しい。月足RSIの上抜けクロスが実際に現れるかが、今後のXRP相場を左右する重要な判断材料になりそうだ。