Cardano(ADA)で、2026年初の日足ゴールデンクロスが視野に入ってきた。50日移動平均線が200日移動平均線に接近しており、短期的には0.214ドルを支持線として維持できるかと、0.28〜0.30ドルまで上値を伸ばせるかが焦点となっている。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが25日(現地時間)に報じたところによると、Cardanoの日足チャートでは50日移動平均線が200日移動平均線に迫っており、ゴールデンクロス目前の状態にある。
市場の関心は、単なるテクニカルシグナルにとどまらない。足元ではアルトコインに資金が向かう流れが強まっており、ADAもその恩恵を受けている。ADAは24時間で8%上昇して0.256ドルを付け、週間では21%高となった。
ビットコインが横ばい圏で推移するなか、一部資金がアルトコインにシフトしているという。CoinMarketCapのアルトコイン・シーズン指数は58を示している。
日足の50日線は一貫して上向きを維持している。ゴールデンクロスが確認されれば、Cardanoにとって2026年初のケースとなる。
前回の日足ゴールデンクロスは2025年8月だった。当時、ADAは一時0.92ドルまで上昇したが、その後数カ月は0.83〜0.92ドルのレンジで高値を切り下げ、同年11月には日足デッドクロスが出現した。
一方で、中長期の地合いはなお強弱が交錯している。週足では2026年5月にデッドクロスが形成されており、50日移動平均線が200日移動平均線を下回る弱気シグナルが続いている。
このため、日足で反発シグナルが点灯しても、週足の弱気基調を完全に覆したと判断するのは時期尚早とみられる。
値動きを見ると、ADAは9月16日に付けた0.19ドルを安値に反発へ転じた。その後、日足の50日線と200日線をそれぞれ0.206ドル、0.214ドルで上抜けた。
25日には一時0.258ドルまで上昇し、上値を試す展開となった。短期の上値メドとしては0.28ドルと0.30ドルが意識されているほか、買い圧力が一段と強まれば0.42ドルも視野に入るとの見方も出ている。
もっとも、ゴールデンクロスが出現したからといって、そのまま上昇基調が続くとは限らない。想定されるシナリオの一つは、シグナル点灯を受けて足元の上昇ラリーがさらに続く展開だ。
一方で、「だまし」のブレイクアウトに終わる可能性もある。ADAが日足移動平均線の上で推移できず再び下押しすれば、ゴールデンクロスの有効性は薄れ、相場が再びもみ合い圏に戻る可能性がある。
さらに、ゴールデンクロス形成後も明確な方向感が出ず、横ばい推移にとどまるシナリオもある。上昇基調とテクニカル面の反発シグナルは重なっているものの、トレンド転換が定着するかどうかは、移動平均線の上で値固めできるかと、追加の買いが続くかに左右される。
当面の注目点は明確だ。日足ゴールデンクロスが実際に確定するかどうかに加え、確定後に0.214ドルを上回って推移し、支持線として維持できるかが問われる。あわせて、ビットコインの横ばい局面でアルトコインへの循環物色が続くかどうかも重要になる。
リスク選好の高いアルトコインに資金が向かう流れが続くなか、Cardanoはテクニカルシグナルと市場の循環物色がかみ合うかを見極める局面にある。