Cardano(ADA)創業者のチャールズ・ホスキンソン氏が、テキサスで自身のキャリアで最大規模となる新プロジェクトを進めていると明らかにした。年内の公表に意欲を示したが、内容や公開時期の詳細は明らかにしていない。
ブロックチェーンメディアのDecryptによると、ホスキンソン氏は23日(現地時間)、YouTubeのAMA配信で、テキサスで特別なプロジェクトを進行中だと説明した。
同氏はこの取り組みについて、「Cardanoを上回る規模」になるとの見方を示した。自身のキャリアで最大のプロジェクトになるとして、「世界を変えるレベル」だと強調したが、具体的にどの分野の事業なのか、どのような技術やサービスを開発しているのかは明かしていない。
また、プロジェクトが「地球全体のテラフォーミングに関係している」とも発言した。ただ、この発言は事業内容の説明というより、プロジェクトのスケール感を強調したものとみられる。現時点で確認できる情報は限られている。
今回の発言は、Cardanoのガバナンスへの関与可能性を説明する中で出たものだ。Cardanoは、委任代表者(DReps)やステークプール運営者、憲法委員会などが参加するオンチェーンガバナンスを採用しており、主要な意思決定は複数の主体による承認を必要とする。
ホスキンソン氏は過去に、Cardanoガバナンスで影響力を確保するため、投票ブロックの形成を検討したことがあるとも明かした。当時はネットワーク投票権の20〜30%を押さえる可能性にも言及していたが、最終的には断念した。ガバナンスを巡るコミュニティ内の対立が長期化しかねないと判断したためだという。
また、Cardanoの価格動向や採用拡大のペースが期待に届かなかった場合、自身とInput Outputが批判の矢面に立つ可能性があるとの認識も示した。Cardano財団の交代や資金返還要求などをきっかけに、論争がさらに広がる可能性にも触れた。
一方で同氏は、フォーグン、リールファイ、ミッドナイトシティといった別プロジェクトにも注力したい考えを示した。ブロックチェーンとAIに加え、再生医療にも継続して関心を寄せており、関連製品の1つは臨床試験の段階に近づいていると説明した。
Cardanoのガバナンス論争に時間を割くより、新規事業や研究開発に集中する方が重要だとの立場も示した。ガバナンスを巡る議論が、他のプロジェクトに投じる時間を奪っているとの認識を示した格好だ。
市場の関心は今後、ホスキンソン氏がテキサスで進めるこの新プロジェクトの実態に集まりそうだ。同氏はCardanoを上回る規模だと強調しているが、現時点で明らかになっているのは、テキサスで進行中であり、年内公表を目指しているという点にとどまる。具体的な事業内容や公開時期は、今後の発表が待たれる。