写真=Shinhan Bank

Shinhan Bankが、約16.5兆ウォン規模の仁川市金庫で第1金庫の担当を維持した。Hana Bankとの競争を制し、2007年から続く第1金庫の地位を守った。

仁川市は17日、金庫指定審議委員会を開き、2027年から2030年までの4年間、第1金庫の指定金融機関にShinhan Bankを選定した。第2金庫には、単独で申請したNH農協銀行を選んだ。市は10月中に次期市金庫の協約を締結する予定だ。

第1金庫は一般会計、公企業特別会計、基金を管理する。2026年当初予算ベースの規模は14兆4527億ウォン。その他特別会計を担う第2金庫の2兆199億ウォンを合わせると、市金庫全体の規模は約16兆5000億ウォンとなる。

Shinhan Bankは2007年から仁川市の第1金庫を担ってきた。今回の選定により、2030年まで24年間にわたり第1金庫を継続して担当することになる。前回の2022年審査でも、Shinhan Bankは1156.29点を獲得し、Hana Bankの1085.26点を上回っていた。

今回の選定では、Hana Bankが例年以上に仁川地域への対応を強めていたことから、Shinhan Bankが守り切れるかに関心が集まっていた。

Hana Financial Groupは今月、グループ本社を青羅国際都市に移転し、Hana Financial GroupやHana Bankなど関係会社10社の役職員約2200人を段階的に配置している。既存の青羅勤務人員を含めると、仁川に常駐する金融・IT人材は約4000人に達する。最終審査では、イ・ホソンHana Bank頭取が自らプレゼンテーションを行ったという。

地域金融支援でも攻勢を強めた。Hana Bankは今年、仁川信用保証財団に計60億ウォンを特別出捐し、仁川地域の協約保証の供給規模を915億ウォンまで拡大した。支援対象を中低信用の小規模事業者まで広げたほか、100億ウォン規模の「仁川分かち合い通帳」も導入した。企業金融や市民向けの金融優遇、大学生支援など、地域密着の施策も相次いで打ち出した。

これに対しShinhan Bankは、長年にわたり仁川市の資金を管理してきた実績と、既存システムの安定運用を強みとして打ち出した。特に、今年7月に仁川の行政区画が2郡・8区から2郡・9区へ再編された際、地方税収納などに関わる行政・税務システムを新体制に合わせて移行した実績をアピールした。

地域社会への貢献でも、これまでの取り組みを前面に出した。スタートアップ育成プラットフォーム「Shinhan Square Bridge Incheon」を通じ、昨年までに352社を支援。これら企業による雇用の維持・創出は6393人、投資誘致額は4298億ウォンに上る。公共デリバリーアプリ「Pull Over You」に「仁川e音」の決済機能を連携させるなど、市の政策と連動した事業も継続してきた。

今回の市金庫選定では、評価方式の変更も注目点だった。仁川市は関連条例を改正し、融資・預金金利や地域社会貢献など一部項目で金融機関ごとの点差がつきやすい方式に見直していた。地域貢献や金利競争力を強化してきたHana Bankにとっては、前回より差を縮めやすい環境になっていたとみられる。

評価は、金融機関の信用度・財務構造の安定性25点、市に対する融資・預金金利18点、市民の利用利便性24点、金庫業務管理能力24点、地域社会貢献と市協力事業7点、その他2点の計100点で構成された。金庫指定審議委員会には民間専門家や市議員ら11人が参加し、6分野20項目を審査した。

仁川市は、Shinhan Bankが第1金庫の評価で最高点を獲得したと明らかにした。ただ、銀行別の総得点や項目別得点は公表していない。このため、地域貢献を大幅に強化したHana Bankに対し、Shinhan Bankの長年の金庫運営実績や市民の利用利便性、金庫業務管理能力などがどの程度の差につながったかは明らかになっていない。

Shinhan Bankはこれに先立ち、ソウル市金庫の選定でも第1、第2金庫をともに維持している。ソウル市は5月の金庫指定審議委員会で、Shinhan Bankを第1、第2金庫とも優先指定対象に選定した。第1金庫はShinhan BankとWoori Bankが競い、Shinhan Bankが973.904点で1位となった。Shinhan Bank、Woori Bank、KB Kookmin Bank、Hana Bankが争った第2金庫でも、925.760点で最高点を得た。

この結果、Shinhan Bankは2027年から2030年まで、ソウル市と仁川市の金庫業務を同時に継続することになる。ソウルに続いて仁川でも既存金庫を守り、首都圏の大規模自治体金庫市場での地位を維持した格好だ。

Shinhan Bankの関係者は「これまで積み上げてきた安定的な金庫運営の経験と高水準の金融サービスを基に、市民の金融利便性をさらに高めていく。地域経済の成長と発展に引き続き貢献できるよう最善を尽くす」とコメントした。

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