Kakao Gamesは9月17日、一部サービスが外部からの不正アクセスを受け、利用者140人分の個人情報が漏えいしたと発表した。対象は「パートナーズ」とRINK。同社は不正アクセスの経路を遮断し、関連システムの点検と脆弱性の改修を進めるとともに、関係機関への届け出を済ませ、外部のセキュリティ専門機関と原因や影響範囲を調べている。
漏えいが確認されたのは、ゲームのプロモーションに関連してクリエイターや利用者と協業するプログラム「パートナーズ」と、PCで起動中のKakao Gamesのゲームをスマートフォンに転送して遠隔操作できるサービスRINKだ。
同社によると、9月12日午後10時44分に一部サービスで異常の兆候を検知し、緊急対応を開始した。把握直後に不正アクセスの経路を遮断し、関連システムの点検を進めたとしている。
外部攻撃の発生時間は、12日午後10時44分から13日午後7時37分までと推定している。攻撃者はパートナーズとRINKのシステム上の脆弱性を悪用して不正アクセスし、その過程で個人情報が漏えいしたという。利用者140人分の個人情報漏えいを確認したのは、14日午前0時50分だった。
漏えいした情報はサービスごとに異なる。パートナーズでは、外部連携用の他社識別コードまたは他社IDが漏えいした。RINKでは、社内識別コードと一部の国コードが漏えいした。
Kakao Gamesは、外部連携用識別コード、社内識別コード、国コードはいずれも単独で個人を特定するのが難しく、悪用の可能性は低いと説明している。外部連携用の他社IDが漏えいした一部のケースでも、パスワードは含まれていないとした。現時点では、PIDなどを含む、より機微性の高い個人情報の漏えいは確認されていないとしている。
同社は事故に関連するログや証拠資料を確保し、システムの脆弱性を点検・改修した。関連アカウントの遮断やセキュリティ強化に加え、異常兆候の監視も強めている。あわせて、個人情報保護委員会など関係機関に事故を届け出た上で、外部のセキュリティ専門機関と原因や影響範囲の調査を進めている。
個人情報が漏えいした利用者には個別に通知した。利用者が自身の情報流出の有無を確認できる照会ページも用意した。
Kakao Gamesの関係者は「追加被害の防止に向けた措置を進めるとともに、関係機関の調査にも積極的に協力している」とコメントした。その上で、「正確な被害範囲が最終的に確認され次第、関連手続きに沿って必要な利用者への案内と保護措置を実施する」とした。
また、「利用者の皆さまにご心配をおかけしたことをおわびする。事故原因の調査とセキュリティ体制全般の再点検を通じて、再発防止に必要な措置を強化していく」と述べた。