画像=Shiba Inu(SHIB)

UpbitのSHIB/KRW市場の売買が急拡大し、BinanceのSHIB現物取引に匹敵する水準に達した。キムチプレミアムの再拡大を背景に、韓国個人投資家の資金が一部銘柄に集中する動きが強まっている。

ブロックチェーンメディアのU.Todayが16日付で伝えたところによると、UpbitのSHIB/KRWの日次売買代金は529万ドルとなり、BinanceのSHIB現物取引と同水準だった。

他のグローバル取引所との差も大きい。OKXのSHIB日次取引代金は263万ドル、Bybitは165万ドルにとどまった。単一銘柄では、韓国取引所の流動性が世界大手と肩を並べた形だ。

今回の取引急増は、韓国国内の資金移動と歩調を合わせて進んだ。オンチェーン分析では、韓国系の大口投資家が単一アドレスに3610億SHIBを集約した後、UpbitとKorbitに対してテスト送金とみられる動きが確認された。

Upbitも数十億SHIBをコールドウォレットとホットウォレットの間で移動させた。流動性確保に向けた内部移動とみられる。

背景には、キムチプレミアムの再浮上がある。9月上旬の韓国プレミアム指数は0.53〜1.50%で推移した。韓国の個人投資家が、グローバル平均を上回る価格帯でもデジタル資産を買い進めていたことを示している。

韓国の厳格な外為規制や資本移動規制によって、海外の裁定取引業者が価格差を迅速に解消しにくい点も要因とされた。

チャート上でも同様の傾向がみられる。TradingViewの週足比較では、UpbitのSHIB/KRWとBinanceのSHIB/USDTは、2024年の高値以降、長期的な下落トレンドがおおむね重なっていた。

一方で、韓国市場のチャートでは、局地的な反発局面ごとに取引量が急増する場面がより鮮明だった。足元のUpbitのSHIB取引は、過去に売買が集中した価格帯で横ばい圏の推移が続いているという。

もっとも、Upbit全体でみたSHIBの構成比は大きくない。SHIB/KRWは取引代金ランキングで33位にとどまり、全体に占める割合は0.41%だった。

韓国個人マネーの最大の受け皿は、なおXRPだ。XRPの日次取引代金は3億7640万ドルで、Upbit全体の約3分の1を占めた。Bitcoinの1億1630万ドル、Ethereumの8880万ドルを上回った。

それでも、UpbitのSHIB単独の売買がBinanceと同水準に達した点は、韓国市場の需要集中の強さを示している。韓国の規制環境の下で流動性が特定銘柄に偏れば、局所的な価格変動がグローバル相場にも波及し得る構図が、改めて浮き彫りになった。

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