Appleは「iOS 27」で、Siri、文章校正、検索機能を大幅に見直した。米ITメディアの9to5Macが16日(現地時間)、日常利用で体感しやすい主な変更点として、新しいSiri、Apple Intelligenceを活用した文章校正、Spotlight検索の刷新を伝えた。
今回のアップデートで最も大きく変わるのはSiriだ。Appleは小幅な機能追加ではなく、Siriを全面的に再設計したとしている。これにより、従来より幅広い質問に対応できるようになり、回答の具体性も高まったという。
Siriの役割も広がる。iPhone上で実行できる操作は従来より大幅に増え、複数のデバイスでも一貫した方式で動作するようになった。あわせて、会話をまとめて管理する専用のSiriアプリも追加した。9to5Macは、新しいSiriを約3カ月試用した結果、日常的に最も頻繁に使う機能になったと評価している。
文章校正機能も強化した。iPhoneはこれまでもスペルチェックを備えていたが、iOS 27ではApple Intelligenceを基盤に校正の対象範囲を広げた。単純な誤字脱字の指摘にとどまらず、文脈に応じた語句の置き換え候補の提示や、文法上の誤りの確認にも対応する。
表示方法も見直した。スペルミスは従来通り赤い下線で示し、語句の置き換え提案や文法上の問題は青い下線で区別する。Appleは、こうした表示の差によって、文法や表現の修正を強い警告ではなく、選択可能な提案として受け取れるようにしたとしている。不要な場合は設定から校正機能をオフにできる。
検索機能の刷新も大きなポイントだ。SpotlightはiOS 27で全面的に見直され、Siriとの連携も強化した。iPhone全体を対象とする検索では、端末内コンテンツのインデックス対象を広げ、常に最新の状態を保てるよう再設計した。
中核となるのは、検索結果の精度と関連性の向上だ。Appleは新たな検索基盤技術をSpotlightに加え、写真アプリとメールアプリにも適用したと明らかにした。より包括的で、常に新しい状態に保たれるインデックスを土台に、写真やメールでも目的の項目を見つけやすくしたという。9to5Macも、テストの過程で従来との差を明確に体感できたと伝えた。
今回のアップデートは、派手な新規アプリの追加よりも、既存の中核機能を日常的に使いやすくすることに軸足を置く。Siriは対話インタフェースとしての役割を広げ、文章校正はミスの指摘から表現改善の支援へと踏み込んだ。検索もシステム全体の探索効率を高める方向で再構成しており、iOS 27ではこうした日常操作の変化が評価の焦点になりそうだ。