XRP急落局面でロングを積み増した大口口座の動向が注目されている(写真:Shutterstock)

XRPが米上院でのクラリティ法案を巡る混乱を受けて急落する中、分散型取引所Hyperliquidで大口口座がロングを136万ドル(約2億400万円)相当まで積み増し、市場の注目を集めている。

Decryptが16日(現地時間)に報じた。該当口座は足元で含み損を抱えているものの、直近の取引成績は勝率99%超とされる。

動きが確認されたのは急落直後だ。XRPは15日、クラリティ法案を巡る動きの頓挫を受けて前日比9.81%下落し、日中の下げ幅は直近7カ月で最大となった。価格は一時1.30ドルを下回った。

口座アドレスは「0xa…566」。同口座は15日、XRPが1.38ドル近辺で反発した局面でロングを構築し、約1時間後に111万ドル(約1億6650万円)を追加した。

その後、XRPが1.45ドルまで上昇するとポジションの一部を利益確定し、1.40ドル水準まで下げた場面で当該取引を終了した。利益は約6000ドル(約90万円)だった。

ただ、米上院の採決後に売り圧力が強まると、同口座は再びXRPロングを拡大した。15日夕方の急落局面では、55万7000ドル(約8355万円)規模のロングを新規に建て、エントリー価格は1.2946ドルだった。

さらに約30分後、1.2948ドルで80万ドル(約1億2000万円)を追加し、建玉総額は136万ドル(約2億400万円)に達した。

もっとも、その後の値動きは順調とはいえない。XRPが1.27ドル前後まで下落し、当該ポジションは含み損に転じた。20倍レバレッジベースの含み損率は約26.46%、損失額は約1万8000ドル(約270万円)と集計された。

一方、清算価格は0.34ドルとされ、現値から約73%下落しない限り強制清算には至らない水準だという。

過去の取引履歴も目を引く。これまで111件の取引で110勝1敗、清算は一度もなく、勝率は99.3%に達している。

取引開始は8月27日と比較的最近で、約3週間の累計利益は49万5000ドル(約7425万円)。シャープレシオは4.33で、ポジションはロング比率75%と上昇方向に偏っていた。

今回の取引は、規制を巡る不透明感でXRPが急落する局面でも、一部のレバレッジ投資家がこれを押し目買いの機会とみていることを示している。高勝率を維持してきた口座が、下落局面で改めて大規模なロングを積み上げた形だ。

もっとも、過去の高い勝率が将来の収益を保証するわけではない。20倍のレバレッジをかけているだけに、XRPが想定と逆方向に動けば損失が急拡大する可能性もある。市場では、この大口ロングが反発の呼び水となるのか、それとも下落継続で含み損が膨らむのかに関心が集まっている。

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