XRPとビットコイン 写真=Reve AI

Rippleの元最高技術責任者(CTO)であるデイビッド・シュワーツ氏が、XRPは将来的にビットコイン(BTC)の時価総額を上回る可能性があるとの見方を示した。もっとも、その前提はBTCの急落ではなく、暗号資産市場の拡大局面でXRPがBTCを上回るペースで成長することにある。

ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が15日(現地時間)に報じた。シュワーツ氏は、XRPがBTCを逆転するとしても、投資家がBTCを大量に売却してXRPへ資金を移す展開は想定していないという。市場全体の拡大の中で、XRPがより大きなシェアを獲得するシナリオを描いている。

記事時点で、XRPは1.4ドル前後で推移し、時価総額は約880億ドル。一方、BTCは7万7200ドルで、時価総額は約1兆5500億ドルと、XRPの約18倍に達していた。

この差を埋めるには、XRPの時価総額が兆ドル規模まで拡大する必要がある。The Crypto Basicは一例として、BTCの時価総額が3兆ドルまで膨らんだ場合を試算した。

その場合、XRPがBTCを上回るには、時価総額が3兆ドル超に達しなければならない。流通量が627億4000万枚とすると、XRPの時価総額が3兆1000億ドルになった場合の1枚当たり価格は約49.40ドルとなる。1.38ドル前後の水準と比べると、約35倍の上昇が必要になる計算だ。

ただし、この49~50ドルという水準は固定的な目標価格ではない。XRPがBTCを追い抜こうとする時点で、BTCの時価総額がどこまで拡大しているかによって、必要となるXRP価格も変動する。

BTCの時価総額が3兆ドルの場合、供給量ベースのBTC価格は約15万ドルとなる。BTCがさらに上昇すれば、XRPが逆転するために必要な時価総額もそれに応じて膨らむ。

シュワーツ氏がこうした見方を示した背景には、XRP Ledger(XRPL)への期待がある。同氏は、XRPLがBTCにはない機能を備えているとみており、BTCが高い価値を維持する一方で、XRPのエコシステムがより速いペースで拡大すれば、時価総額の差は縮小し得るとの立場を示している。

もっとも、このシナリオの実現には高い成長前提が伴う。XRPは、BTCが上昇を続ける局面でも、長期にわたってそれを上回る成長率を示す必要がある。

実際、シュワーツ氏はXRPがいつBTCを追い抜くかについて時期を示しておらず、XRPが50ドルに到達するとも直接発言していない。50ドル前後という水準は、あくまでBTC時価総額が3兆ドルに達した場合の試算にすぎない。

現時点では、XRPは価格面でも時価総額でもBTCと大きな開きがある。逆転には、市場全体の拡大、BTC上昇局面でのXRPの高成長、そしてXRPのシェア拡大がそろうことが条件となる。

キーワード

#XRP #ビットコイン #Ripple #暗号資産 #時価総額 #XRPL
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.