XRP(写真=Shutterstock)

XRPで9月11日、クジラによる主要取引所からの流出が1億6500万ドル相当に達した。単日ベースでは2月以降で最大規模となる。資金流出はBinanceに集中し、XRP価格は同日に一時1.43ドルまで上昇した。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが15日に報じた。XRPは8月末の高値以降、売り圧力が意識される展開が続いていたが、オンチェーン上ではクジラによる大規模な取引所流出が確認された。

オンチェーン分析企業CryptoQuantが100万XRP超の大口取引を集計したところ、同日にBinance、Bybit、OKX、Upbitなどの主要取引所から流出したXRPは、総額で1億6500万ドル相当を超えた。

流出の中心はBinanceだった。100万XRP超の大口移動による純流出は8540万XRPで、金額にして約1億1500万ドル。全体の約7割を占めた。Binanceではこのほか、10万〜100万XRP帯で1638万XRP、1万〜10万XRP帯で960万XRPの流出も確認された。

Bybitでも同様の動きがみられた。100万XRP超の取引では2000万XRP超(約2700万ドル)が流出し、取引所別で2番目の規模となった。加えて、10万〜100万XRP帯で約600万XRP、1万〜10万XRP帯で350万XRPがそれぞれ流出した。

OKXでは、100万XRP超の取引による流出が700万XRP(約945万ドル)だった。さらに1万〜100万XRP帯を合算すると、538万XRPの追加流出が確認された。Upbitでも100万XRP超の取引で610万XRP(約915万ドル)が流出し、1000〜100万XRP帯でも678万XRPの流出があった。Bithumbのクジラ流出は400万XRPと集計された。

価格も同日に大きく振れた。XRPは大規模流出が続くなかで一時1.43ドルまで上昇したが、その後は上げ幅を縮小し、9月11日の終値は1.35ドルだった。日次では1.64%上昇し、3取引日続落は免れた。

市場では、取引所からの大規模流出は売却可能な供給を減らすため、相場の下支え要因になりやすいと受け止められる。資金の移動先が長期保管向けのコールドウォレットであれば、売り圧力の緩和につながる可能性は一段と高まる。ただ、今回の動きだけで強気相場への転換を示したとみるのは早計だ。

今後の焦点は、今回の流出が継続的な保有につながるかどうかにある。取引所間の資金移動やウォレット再配置の可能性もあるため、流出規模だけで買い集めと断定するのは難しい。実際に売り物が減少し、新規の買い需要が流入するかが、XRP反発を左右するポイントとなる。

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