写真=AIM Intelligence

AIM Intelligenceは9月17日、ロボットや自律システムを含むフィジカルAIの安全性に関する研究を進めるグローバルなオープンコンソーシアム「PASC(Physical AI Safety Consortium)」を設立したと発表した。

PASCは、フィジカルAI安全性の共通定義や評価手法、ベンチマーク、将来的な標準化に向けた研究基盤を共同で整備するための組織。AIM Intelligenceが主導し、非営利で運営する。個人や組織は、研究、モデル、ハードウェア、コンピューティング、データなど、さまざまな形で参加できる。

現時点では、Google、Microsoft、Oracle、LG Electronicsなどの企業の専門家に加え、各国の大学やAI安全性研究機関の研究者ら、約30人の研究者と産業界の実務家が参加している。

PASCは最初の共同課題として、フィジカルAI安全性の定義と評価の方向性を整理するポジションペーパーを作成している。今後は、共同評価フレームワークとベンチマークの設計、実運用環境での敵対的テスト、シミュレーション環境と実ロボット環境をまたぐ検証研究へと活動を広げる方針だ。

AIM IntelligenceのCTO、パク・ハオン氏は「フィジカルAIが現実世界で果たす役割が大きくなるほど、安全性はモデル性能とは別に設計・検証すべき中核的な基盤になる」と述べた。その上で「PASCを、学術界と産業界の専門性を結び付け、フィジカルAI安全性の共通言語と検証基盤を築く場にしたい」としている。

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