Hana Securitiesは、Upbit Globalとデジタル資産分野で提携し、シンガポールを拠点に運用、商品開発、インフラ整備を進める。新たな事業モデルの創出に加え、トークン証券(STO)関連事業の拡大にもつなげる方針だ。
同社は9月14日、Upbit Globalとデジタル資産および金融分野で業務協約(MOU)を締結したと発表した。協約の締結日は11日で、ソウル・汝矣島の本社で式典を開いた。
今回の提携では、Hana Securitiesの金融・資産運用分野の知見と、Upbit Globalのデジタル資産関連技術、海外ネットワークを組み合わせ、新たな事業モデルの発掘を目指す。
両社は、シンガポールで築いてきた事業基盤も活用する。Hana Securitiesは現地で資産運用会社HAMA(Hana Asset Management Asia)を運営しており、Upbit Globalもシンガポールを拠点に海外でデジタル資産事業を展開している。
今後は、現地ネットワークや保有ライセンスを生かしながら、シンガポールを中心に協業領域を段階的に広げる。法令順守と投資家保護を前提に、追加の事業機会も探る考えだ。
Hana Securitiesは今回の提携を、トークン証券(STO)事業の拡大にもつなげる。株式、債券、ファンドなど既存の金融商品をトークン化して発行・取引できる基盤を整備し、関連制度の施行に合わせて発行プラットフォームなどのインフラを段階的に構築する計画だ。
カン・ソンムク代表取締役は「株式、債券、ファンドなど伝統的な金融商品をトークン化して発行・取引できる基盤の構築に向け、デジタル資産事業を加速している」とコメントした。そのうえで「STO制度整備の進展に合わせ、発行プラットフォームなど関連インフラを段階的に構築し、来年施行されるSTO市場に積極的に備える」と述べた。