画像=Coinbaseのレイヤー2ブロックチェーン「Base」

Base創設者のジェシ・ポラック氏は、次の「トークン化スーパーサイクル」をけん引するのは、トークン化株式と非ドル建てステーブルコインになるとの見方を示した。

米The Blockが9日(現地時間)に報じた。ポラック氏は「Token2049 Singapore」の会場で、次に拡大する領域として米国株と世界の株式を挙げたうえで、米ドル以外の通貨についても「過小評価されている」と述べた。

同氏は、米ドル連動型の資産はすでにブロックチェーン上で広く展開されており、今後は米国株やグローバル株式のトークン化に続き、各国通貨に連動する資産の展開が進むとみている。

ポラック氏は、米ドル需要は引き続き強いとしながらも、人々の支出は今後も自国通貨が中心になると指摘した。Base上では現在、ユーロ、カナダドル、ナイジェリア・ナイラ、インドネシア・ルピアなど、21通貨に連動する32種類のステーブルコインが展開されているという。

The Blockのデータによると、足元のステーブルコイン供給量の99%超は米ドル連動型が占める。一方、非ドル建てでは日本円建てと英ポンド建ての比率が拡大している。

ポラック氏は、トークン化株式の成長スピードはさらに速いとの見方も示した。トークン化株式の規模は、昨年9月の約4億ドルから先月には33億ドルへと、およそ8倍に拡大したという。

Coinbaseは6週間前、Base上でトークン化株式の取引を開始した。1日当たりの取引高は7000万〜1億ドルで、取扱銘柄数は50。今月末までに250銘柄へ拡大する計画だ。

ポラック氏は、トークン化株式について「24時間取引でき、即時に売却でき、誰にでも送れる」と利便性を強調した。

Baseは今年、汎用ブロックチェーンから、取引、決済、金融の3分野に注力する方針へと転換した。来年はこれら3分野をさらに拡大する方針だ。

決済分野ではCloudflareと協力し、毎秒100万件の取引を処理するマシン間決済インフラの構築を進めている。ポラック氏は「今後1〜2年で、あらゆる金融はエージェント中心に動く」としたうえで、「Baseがその舞台になりたい」と述べた。

一方で、最近はレイヤー2のBlastとAbstractが相次いでサービス終了を発表した。これについてポラック氏は、レイヤー2の試行錯誤の時代が終わったことを示すものではないとの認識を示した。

同氏は「チェーンも事業だ。全ての事業が成功するわけではない」と語った。

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