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ビットコインの足元の上昇は、新規資金の流入よりも、既存保有者の売買に支えられている構図が鮮明になっている。Cointelegraphが10月8日(現地時間)に伝えたところによると、Glassnodeは、10月5日までの30日間でビットコインの実現時価総額が128億ドル増加した一方、新規資金流入は49億ドルにとどまったと分析した。

Glassnodeによれば、新規資金には、企業による財務目的のビットコイン購入やステーブルコインの増加、米国の現物ビットコインETFへの資金流入などが含まれる。ただ、これらの資金は実現時価総額の増加分の5分の2にも届かなかった。残る増加分については、市場に既に入っていた資金が、より高い価格帯で再配分された結果だと説明している。

価格動向もこうした状況を裏付けた。ビットコインは9月21日以降、8万7000ドル台の突破を4度試みたが、いずれも失敗した。上値には厚い売り注文が並び、買いの勢いを抑えた。

執筆時点のビットコイン価格は8万3000ドル前後で、月初からは1%下落している。

足元の値動きは、2024年1月の米国現物ビットコインETF上場後にみられた上昇局面とも様相が異なる。当時も価格上昇と新規資金流入の間には同様の乖離があったが、流入額そのものは現在を上回っていたという。

週末には、直近の買い手による利益確定の動きも目立った。ビットコインが1月以来初めて週間終値で8万5000ドルを上回った日には、取引所へ移動したコインの約86%を、保有期間155日未満の短期保有者が占めた。これは過去1年の日次ベースで最も高い比率だった。

短期保有者の平均取得価格に当たる実現価格は、10月7日時点で約7万8250ドル。全体としては、なお含み益のある水準を維持している。

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