ムーディーズは、ステーブルコイン「USDS」を運営するSky Protocolに発行体格付け「B3」を付与した。見通しは「安定的」。The Blockが7日(現地時間)に報じた。ムーディーズがステーブルコインプロトコルを格付けするのは初めてとなる。
報道によると、Skyは今回の格付けについて、自社の信用力に対する評価が高まったことを示すものだと強調した。あわせて、ムーディーズとS&Pの双方から公式格付けを取得した唯一のステーブルコインプロトコルである点もアピールした。
Skyは現在、準備金を積み増しながら、資本基盤の改善を進めている。
S&Pは2025年8月、Skyに「B-」を付与していた。当時は、特定の預入者への集中、中央集権的な運営体制、資本バッファーの不足を格付け上の制約要因として挙げていた。
USDSを巡っては、機関投資家の関心も強まっている。Galaxyは先月、sUSDSを1億ドル(約150億円)分、自社の保有資産に組み入れた。機関投資家向けトレーディング事業全体でsUSDSを担保として利用できるようにしたほか、取得量を明らかにしていないSKYトークンも購入した。
Standard Charteredは、USDS事業、ステーキング報酬、トークン買い戻しを根拠に、2028年までにSKY保有者の収益が5倍に拡大する可能性があるとの見方を示した。
Sky Frontier Foundationで資本市場部門を統括するグレッグ・パイバーズ氏は、「独立した信用格付けによって、機関投資家はグローバル市場で既に使われている基準に基づいてSkyを評価できる」と述べた。