ピカチュウが国際宇宙ステーション内部を案内する動画をESAが公開した。写真=ESA

欧州宇宙機関(ESA)は、ポケモンと連携し、ピカチュウが国際宇宙ステーション(ISS)内部を案内する動画を公開した。世界宇宙週間に合わせ、公式YouTubeチャンネルで配信している。

8日付の日本のITメディア「Gigazine」によると、ESAは10月4〜10日の世界宇宙週間に合わせて今回の動画を公開した。ESAとThe Pokemon Company Internationalは8月に協業を発表しており、9月には宇宙飛行士ピカチュウと欧州での関連展示・商品展開を明らかにしていた。

動画の主役は、ESAの宇宙飛行士ソフィ・アデノがISSに持ち込んだ特製のピカチュウのぬいぐるみだ。ピカチュウは4月11日から6月17日までの67日間、宇宙に滞在し、その間に地球を約1040周したという。アデノは2月13日にISSへ向けて出発し、約9カ月間の「Epsilon」ミッションに参加している。

動画では、ピカチュウが微小重力環境のISS内を漂いながら、主要設備を紹介する。最初に登場するのはノード1「Unity」で、乗員に飲料水を供給する設備があるほか、ISSの生命維持システムが尿や汗、呼気に含まれる水分などを回収し、水の約98%を再利用していることが紹介される。

このほか、科学実験に使う低温保管設備も取り上げる。宇宙飛行士の血液や尿を含む生命科学実験の試料を凍結保存し、地球に持ち帰って分析するための装置だ。動画後半では、乗員の居住区画につながるノード2「Harmony」も紹介される。

アデノは「ピカチュウと一緒にISSツアーを楽しんでほしい」とコメントし、「自分より先にピカチュウが地球へ戻ってしまうのは残念だ」と語った。ESAは今回の協業について、子どもや若い世代に宇宙科学と宇宙探査への関心を持ってもらう狙いがあると説明している。

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