画像=ChatGPT

AI開発競争が、インターネット上のアドレス空間にも広がっている。OpenAIやMetaなどの大手テック企業が、「.agent」「.agi」といったAI関連のトップレベルドメイン獲得に乗り出した。

The VergeやICANNによると、2026年の新規一般トップレベルドメイン(gTLD)の申請ラウンドでは、481の申請者から計1615件の申請があった。大規模な新gTLDの募集は2012年以来となる。

中でも競争が最も激しいのは「.agent」だ。MetaとOpenAIを含む10社が申請した。「.agi」には7社、「.asi」には6社がそれぞれ申請。「.intelligence」には4社が名乗りを上げた。Metaは、別の1社と競合する「.superintelligence」にも申請している。申請件数はOpenAIが計15件、Metaが21件だった。

企業ブランド名そのものをTLD化する申請も目立った。ICANNの集計では、ブランド型の申請は333件に上る。Metaは「.facebook」「.instagram」「.messenger」「.meta」「.threads」を申請。OpenAIは「.chatgpt」「.codex」「.openai」「.gpt」、Anthropicは「.anthropic」「.claude」を申請した。Blueskyも「.bsky」の取得を目指している。

一方で、申請リストには「.geek」「.anime」「.haha」「.jackpot」のような一般名称型の文字列も含まれた。こうした文字列は複数の個人や企業による利用を想定するのに対し、ブランド型は自社サービスやマーケティング向けの専用ドメインとしての活用が主眼となる。

もっとも、申請すれば直ちに取得できるわけではない。同一文字列に複数の申請があった場合は、ICANNの審査に加え、競合解決手続きを経る必要がある。10月8日から21日までは代替文字列の選択期間が設けられ、その後に最終的な文字列リストが確定する。新ドメインの正式導入は来年以降となる見通しだ。

AI企業による相次ぐ申請によって、「エージェント」や「AGI」といった用語は技術概念にとどまらず、オンライン上のブランド資産としての意味合いも強めている。

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