フードデリバリー「Baemin」を運営するWoowa Brothersは10月8日、「プラットフォーム基盤のグリーン配送エコシステム構築」事業が、政府の韓国型グリーントランスフォーメーション(K-GX)シグネチャープロジェクトに選定されたと発表した。ITプラットフォーム企業としては唯一の選定となった。
K-GXは、気候危機への対応、カーボンニュートラルの推進、持続可能な経済成長を同時に進める国家戦略。政府はこの枠組みの下、民間の事業・投資計画と連動したシグネチャープロジェクトを発掘してきた。Woowa Brothersは、政府省庁や地方自治体と進めてきた配達用電動二輪車の官民連携による実証事業が評価されたとしている。
同実証事業は、2024年6月に国土交通部のスマート都市造成事業に採択されたのを受けて始動した。2026年3月からは京畿道光明市で、バッテリー交換ステーションの整備や電動二輪車の無償貸与、配達1件当たりのインセンティブ支給を進めている。
2026年2月には、京畿道河南市の「Baeminライダースクール」で、気候エネルギー環境部、配達プラットフォーム各社や配送代行会社、関連団体と、電動二輪車の普及活性化に向けた業務協定を締結した。
Baeminライダースクールは、国内で唯一のライダー向け教育施設。Baeminは同施設で電動二輪車に関する教育を実施するほか、関連キャンペーンや広報活動も並行して進めている。今回の選定を機に、グリーン配送エコシステムの構築をさらに加速させる方針だ。
また、国土交通部の規制サンドボックス承認を受けた、配達用ボックスに搭載したLED広告の実証も、新たな官民連携モデルとして拡大する。現在はソウル市の江南、瑞草、松坡、江東の各区で約80台を運用しており、光明市とソウルでの実証成果を踏まえ、今後は全国へ段階的に広げる計画だという。
ユン・ソクジュンWoowa Brothersブランドコミュニケーション戦略部門の総括社長は、「安全な配送を持続可能なものにするには、都市環境と、そこで走るライダーの条件を同時に改善する必要がある」とコメントした。さらに「今後も政府と緊密に連携し、環境配慮型の交通手段をライダーが使いやすい基盤を整え、顧客が日常の中で実感できる変化を生み出していく」と述べた。