MetaのAIエージェントアプリ「Muse」がiPadに対応した。

Metaは7日(現地時間)、AIエージェントアプリ「Muse」のiOS版を更新し、iPadに対応した。CanvaやDropboxなどの外部サービスとの連携先も拡充し、小規模事業者での活用拡大を図る。

The Vergeによると、今回のアップデートでMuseにiPad向けUIが追加された。機能面はiPhone版に近いが、より大きな画面とiPadOSのマルチタスク環境に合わせて最適化した。先月のモバイル版提供とMac版公開に続き、対応デバイスをAppleのタブレットにも広げた形だ。

Museは、単なる質問応答にとどまらず、Web閲覧や予約、購入、文書作成などを代行する個人向けAIエージェント。ユーザーが目標を示すと、複数ステップの実行計画を作成し、連携アプリやサービスを使って作業を進める。メッセージ送信や購入など重要な操作では、ユーザーに承認を求める仕組みを採る。

今回の更新では、外部サービスとの連携先も大幅に拡充した。Canva、Dropbox、Figma、QuickBooks、GitHub、Zoom、Asana、Klaviyoに対応したほか、GranolaとNotionのコネクターも追加した。

Metaはとりわけ小規模事業者での利用を意識し、Museの活用領域を広げている。事業目標を入力すると、マーケティング戦略の立案や顧客向けの提案、商品ページ作成に向けた計画を作成し、関連業務を進める仕組みだ。Metaはこれらを「Muse for Small Business」の機能群として拡充している。

Museは先月の公開直後、AppleのApp Store無料アプリランキングで首位となった。その後、Mac向けアプリも投入している。Mac版では、ファイル整理に加え、ブラウザーやメッセージ、カレンダーとの連携にも対応し、デスクトップでの作業を支援する。

MetaはMuseをスマートグラスにも展開しており、小型の独立型AIデバイス「Muse Charm」も予告している。InstagramがiPad専用アプリの投入まで約15年かかったのに対し、Museは公開から1カ月でiPad対応を実現した。MetaはAIエージェントのエコシステム拡大を急いでいる。

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