米州別の有料AI支出でOpenAIがAnthropicを大きく上回った。画像=OpenAI、Anthropic

米消費者による有料AIサービスへの支出で、OpenAIが米国の大半の州でAnthropicを上回ったことが分かった。

7日付のBusiness Insiderによると、調査会社YipitDataが6〜8月に米消費者によるクレジットカードとデビットカードの決済データを分析した結果、OpenAIの有料AIサービスへの支出は50州のうち47州でAnthropicを上回った。この分析結果は、ベンチャーキャピタルAndreessen Horowitz(a16z)が公表した「生成AI消費者アプリ100」レポートにも反映された。

AnthropicがOpenAIを上回ったのは、カリフォルニア州、マサチューセッツ州、モンタナ州の3州だった。ワシントンD.C.でも、Claudeへの支出がより多かった。一方、OpenAIの優位が特に際立ったのは、デラウェア州、アラスカ州、ケンタッキー州、ルイジアナ州、ミシシッピ州、ノースダコタ州、ニューメキシコ州、ウェストバージニア州の8州。これらの州ではOpenAIの支出シェアが70%を超え、デラウェア州では82%に達した。

もっとも、この結果をそのまま米国全体のAI利用傾向とみるには限界がある。YipitDataの集計対象はサンプルパネルで観測された消費者のカード支出で、無料ユーザーは含まれていないほか、法人顧客の支出も必ずしも反映していない。a16zも、この数値は各社の総売上高を示すものではないと説明している。

個人向け有料市場全体では、ChatGPTの優位はなお明確だった。a16zによると、米国の個人向け有料契約者数はChatGPTがClaudeとGeminiの約3倍に上る。一方で、Claudeは高額プランの選択比率が相対的に高かった。Claudeの有料利用者の7.3%が月額100ドル以上の個人向け最上位プランを利用していたのに対し、ChatGPTは1.1%にとどまった。

今回の結果は、OpenAIが一般消費者向けの有料AI市場で幅広い利用基盤を確保している一方、Anthropicはカリフォルニア州など一部の技術集積地域と高額利用者層で相対的な強みを持つことを示している。

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