暗号資産市場が持ち直す中、XRP、Quant(QNT)、Injective(INJ)の3銘柄に上放れ期待が広がっている。今週はそれぞれの重要な価格帯を維持できるかが焦点となる。
ブロックチェーンメディアのDecryptoは6日(現地時間)、アナリストのアリ・マルティネズ氏の見方として、3銘柄がそれぞれ異なる強気パターンを形成していると報じた。XRPは三角持ち合い上限の突破局面、QNTは急騰後の上値模索局面、INJはカップ・アンド・ハンドルの再テスト局面にあるという。
XRPは、短期の下落抵抗線を上抜けた後、その水準を支持線に転換できるかがポイントとなっている。9月23日に1.6569ドルから反落して以降は下降三角形の中で推移し、上限抵抗線の突破を2度試したものの、いずれも押し戻された。
1度目は9月25日の1.6288ドル、2度目は10月2日の1.5533ドルで上値を抑えられた。
その後、XRPは10月4日に1.49ドルまで上昇して再び上限抵抗線に接近。トレンドラインを上抜け、数週間続いた下降三角形をブレイクした。足元では1.5036ドル近辺で推移している。
市場が注視するのは1.50ドルの節目だ。この水準を再テスト後も支持線として維持できれば、次の上値目標は1.62ドルとなる可能性がある。一方で押し戻されれば、今回のブレイクが改めて試される展開もあり得る。
QNTは3銘柄の中で直近の上昇率が最も大きい。9月には61.21ドルから286.84ドルまで上昇し、月間上昇率は369%に達した。2019年6月の月間301%上昇を上回り、過去最大の月間上昇率を記録した。
もっとも、10月に入ってからは上昇分の一部を失い、月間では10.7%下落。足元の価格は256ドル前後となっている。
短期的な節目は262ドルだ。時間足終値でこの水準を明確に上回れば、上放れの流れが確認される可能性がある。その場合の上値目標として315ドルが意識され、上昇基調が続けば344ドルも視野に入る。
INJは、カップ・アンド・ハンドルを上放れた後、ネックラインの再テスト局面に入っている。重要水準は7.33ドルだ。
INJは2025年11月に7.9ドルから下落し、2026年4月には2.7ドルまで下げた。その後は反発に転じ、2026年6月に7.2ドルまで戻してカップ部分を形成。さらに7.2ドルの高値から3.9ドル前後まで調整するハンドル形成を経て、足元では7.5ドル水準まで上昇した。
直近はネックラインにあたる7.33ドル近辺まで押し戻される流れとなっている。買い勢力がこの価格帯を維持できれば、上昇パターンは崩れない。7.33ドルが支持線として確認され、買いの勢いが強まれば、チャート上の上値目標として13.40ドルが意識される。
3銘柄はいずれも強気のチャート構造を示しているが、次の上昇につながるかはそれぞれの節目を維持できるかにかかっている。今週の注目水準は、XRPが1.50ドル、QNTが262ドル、INJが7.33ドル。市場回復の流れの中で、アルトコインへの資金流入が続くかどうかも今後の値動きを左右しそうだ。