ビットコインのイメージ写真=Shutterstock

ビットコインが7日(現地時間)、わずか20分で約1750ドル下落し、一時8万4000ドル台まで急落した。デリバティブ市場ではロングポジションの清算が膨らみ、下落局面で売り圧力が強まった。

The Defiantによると、ビットコインは同日、8万5317.95ドルから8万3551ドルまで約2%下落した。その後は下落分を一部戻し、8万4000ドル台を回復した。なお、直近1週間では0.8%高の水準にある。

Coinbaseでの24時間の値幅は8万3551〜8万6698ドルだった。Krakenでも24時間の安値は8万3555ドルを記録し、8万4000ドルを下回った。

今回の急落で、ビットコインは直近1週間の取引レンジ下限に接近した。Coinbaseの9月30日〜10月6日の日次データでは、この期間のビットコインは8万2912〜8万7249ドルで推移していた。

デリバティブ市場では、ロングポジションの清算が目立った。暗号資産データ分析プラットフォームのCoinalyzeによると、ビットコインのロング清算額は直近24時間で8300万ドルに達した。ショート清算額は840万ドルで、ロングはその約10倍だった。

もっとも、これはCoinalyzeが追跡するビットコイン契約ベースの24時間累計の清算額であり、今回の20分間の急落局面そのものや、暗号資産市場全体の清算規模を直接示すものではない。Binanceを含む清算データにも集計上の限界がある。

強制清算は、相場下落を増幅する要因になり得る。証拠金が維持水準を下回るとポジションが自動的に解消され、ロング清算の過程で追加の売りが出る可能性があるためだ。ただ、それだけで今回の急落の直接要因を説明することはできない。

一方で、未決済建玉は増加した。Coinalyzeによると、ビットコインの未決済建玉は279億ドルとなり、直近24時間で約1%増えた。ロング清算が進むなかでも、建玉全体の規模は拡大した。

今回の下落局面では、現物市場で安値を付ける一方、デリバティブ市場ではロング清算の偏りが確認された。急落とポジション整理が同時に進んだ点が、市場の不安定さを映し出した。

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