Apple初のフォルダブルiPhone「iPhone Duo」 写真=Apple

Appleは2027年4月から、App Storeに申請するアプリとゲームを対象に、「iPhone Duo」向けスクリーンショットの提出を義務付ける。これまでは任意だったが、同年4月以降に新規登録や更新審査を申請するアプリは必須要件となる。ITmediaが6日、報じた。

対象は新規公開アプリにとどまらない。既存アプリのアップデートも同じ基準が適用される。iPhone Duoの投入に合わせ、App Storeの商品ページにも同端末向けの表示対応が求められる形だ。

iPhone Duoは、Appleが9月に発表したフォルダブルiPhoneで、10月23日に発売を予定している。折りたたみ時に使う5.4インチの外部ディスプレイと、展開時に使う7.6インチの内部ディスプレイを備える。このため、アプリの商品ページでも、2つの画面サイズに対応した紹介画像が必要になる。

Appleが求めるのは、App Storeの商品ページでアプリの画面や機能を示すスクリーンショットだ。公開した仕様によると、iPhone Duo向け画像は、外部ディスプレイ用が1398×2034ピクセル、内部ディスプレイ用が2007×2853ピクセル。横向き表示に対応したサイズも受け付ける。

開発者向けの対応環境も整える。Appleは、iPhone Duo向け開発を支援する「Xcode 27.1」で既存アプリを再ビルドするよう案内した。Xcodeに含まれるテストツール「デバイスハブ」を使えば、Mac上で仮想のiPhone Duoを起動できる。端末の開閉や画面回転も再現でき、画面サイズや向きが変わった際の表示や動作を確認できるという。

審査前に表示状態を確認できる機能も追加した。Appleはアプリ登録管理ツール「App Store Connect」に新たなプレビュー機能を搭載。開発者は、スクリーンショットや商品ページ上部のヘッダー画像が、iPhone Duoの商品ページでどのように表示されるかを事前に確認できる。

このほか、Appleは公式サイトで画像制作向けのデザインガイドラインとテンプレートも公開した。フォルダブル端末の画面比率に合わせたアプリ紹介素材の準備を、推奨ではなく審査基準として求める運用へ踏み込んだ形だ。

今回の措置は、フォルダブルiPhone発売後のアプリ生態系整備を急ぐ動きといえる。開発者は外部ディスプレイと内部ディスプレイの双方を踏まえたビジュアル素材を用意し、既存アプリも更新時に同様の対応が必要になる。iPhone Duo対応は、アプリ最適化にとどまらず、App Store審査に向けた基本要件になりそうだ。

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