KT Cloudは10月7日、仁川・青羅で整備される50MW級のAIデータセンター事業で、DBO(Design・Build・Operate)パートナーを務めると発表した。設計から施工、コミッショニング、運用までを一貫して担う。
同データセンターは地下2階、地上11階建てで、受電容量は50MW。2026年第4四半期に着工し、2030年1〜3月の竣工を予定している。
KT Cloudは同事業で、設計コンサルティング、主要設備工事(MEP)、試運転・運用検証を含むコミッショニング、その後の運用まで、AIデータセンターの構築・運営全般を担当する。
Hyundai Engineeringは共同施工会社として参画し、建築、土木、設備、造園、通信工事に加え、MEP(機械・電気・配管)の施工を担う。
立地は首都圏西部に位置し、ソウルの主要業務エリアから1時間以内で移動できるほか、金浦空港と仁川国際空港にも近い。KT Cloudは、国内外のIT企業にとって利便性の高い立地だとしている。
施設には、AIインフラとクラウドの双方に対応するハイブリッド型のデータホールを採用する。高密度GPUサーバー向けにD2C(Direct-to-Chip)液体冷却を前提とした「AIゾーン」と、汎用クラウドサービス向けの「クラウドゾーン」を分けて設け、多様な顧客のインフラ需要に対応する方針だ。
KT Cloudは、拡大するAIインフラ需要を背景に、2031年までに1GW超のAIDC供給能力の確保を目指している。首都圏では既存データセンターと新設拠点の連携で供給基盤を強化し、非首都圏でも群山などで大規模AIDCの整備を進めている。
キム・ボンギュン代表は「青羅AIデータセンターは、首都圏西部クラスターの中核拠点として、大規模なAIインフラを必要とする国内外企業の需要に応える拠点になると期待している」とコメントした。その上で「首都圏、非首都圏の両方でAIDC供給基盤の拡大を継続し、差別化した技術力を基に1GWの目標を具体化していく」と述べた。