HectoDataは7日、本人確認向けの身分証・文書OCR(光学文字認識)サービスで、パスポート認識に対応したと発表した。あわせて、ライブネス判定とフェイスマッチも提供し、非対面本人確認の導入を後押しする。
同社によると、OCRサービスは本人確認や企業の業務手続きで利用の多い身分証や文書を中心に展開している。今回の対応により、身分証OCRは住民票関連書類、在留関連書類、運転免許証、パスポートの4種類をカバーする。
文書OCRでは、登記事項証明書、法人印鑑証明書、事業者登録証(個人・法人)などに対応する。
また、企業が非対面本人確認の仕組みを導入しやすくするため、ライブネス判定とフェイスマッチもあわせて提供する。ライブネス判定は、顔認識の過程で、写真や画面越しの画像ではなく実在する人物かどうかを見分ける技術。フェイスマッチは、認識した顔画像とパスポートなどの身分証にある顔写真を照合し、同一人物かどうかを確認する。
OCRサービスは、デベロッパーセンターを通じてAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)として提供する。
開発の利便性向上に向けて、AIベースのサンプルコードも用意した。顧客企業が自社サービス環境にAPIを連携しやすくするのが狙いだ。このサンプルコードは、APIをサービスに組み込む際に開発者が参照できるコードを、AIがリアルタイムで自動生成する。
同社は、グローバルユーザーを対象に会員登録や本人確認手続きが必要な金融、コマース、プラットフォーム分野での活用を見込む。パスポートOCR、ライブネス判定、フェイスマッチを組み合わせることで、パスポート情報の確認から実在性の判定、本人照合までの非対面本人確認プロセスを、別途OCRエンジンを構築せず導入できるとしている。
HectoDataは「今回のサービス拡大により、身分証・文書を認識するOCRにとどまらず、パスポート情報の検証と顔ベースの本人確認まで連携できる認証APIのラインアップを整えた」と説明した。そのうえで「今後もAI技術の競争力を高め、顧客企業がより簡単かつ迅速に活用できるデベロッパーフレンドリーなデータ・認証APIサービスを継続的に拡充していく」としている。