YouTubeはShortsの推薦システムを更新し、オリジナル動画の優先表示を強化する。写真=Shutterstock

YouTubeは、Shortsの推薦システムを更新し、オリジナル動画の露出を増やす一方で、創作性の乏しい再投稿動画の表示を抑える方針を明らかにした。

10月6日(現地時間)に報じられた内容によると、YouTubeはShortsの推薦表示において、独自性の高いコンテンツをこれまで以上に優先する。推薦システムは、視聴履歴や関心分野、視聴者の反応など数十億件のシグナルを分析し、表示する動画を決めている。

今回の見直しの柱は、単純な再投稿コンテンツの到達範囲を狭める点にある。他の制作者の動画をそのまま再投稿したり、実質的な変更を加えずに再掲載したりする動画は、Shortsフィードで表示されにくくなる可能性がある。こうした手法に依存するチャンネルも、推薦の機会が減る見通しだ。

もっとも、他人の動画を活用すること自体を一律に制限するわけではない。YouTubeは、元の動画に独自の解説やストーリーテリング、視点、実質的な改変を加え、視聴者に新たな価値を提供する必要があると説明した。字幕の追加やトリミング、縦横比の変更といった軽微な加工や、テンプレート中心の編集だけでは不十分な場合があるとしている。

今回の措置は、既存の再利用コンテンツの収益化ポリシーと方向性は同じだが、Shortsの推薦システムに直接反映される点が異なる。YouTubeは、視聴者にとって価値の高い動画を届けると同時に、コンテンツを自ら制作するクリエイターの成長機会を広げる狙いがあるとしている。

クリエイターの間では、いわゆる「クリップファーミング(Clip Farming)」の収益性が大きく低下するとの見方が出ている。クリエイターのビッグE(Big E)は、「バイラル動画をダウンロードして少し手を加え、数百万回の再生を稼ぐやり方は終わりに向かっているのかもしれない」と評価した。MrBeastらと仕事をしてきたストラテジストのマリオ・ジョース(Mario Joos)も、今回の変化について「クリッピングよ、安らかに眠れ」と反応した。

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