予測市場プラットフォームのPolymarketが、新スマートコントラクトシステム「プロトコルV2」の実市場での試験運用を開始した。The Blockが6日(現地時間)、報じた。
報道によると、Polymarketのプロトコル部門を率いるラジャス・アレックス氏が5日、X(旧Twitter)への投稿で明らかにした。
Polymarketは2019年以降、Gnosisベースのコントラクト構造で予測市場を運営してきた。今後は新たに開設する市場について、従来構造に代えてプロトコルV2を順次適用する。
プロトコルV2は、単一のERC-1155ポジションコントラクト、担保資産のpUSD、市場タイプ別の取引所、ルーターで構成する。Polymarketはこれまで、新たな市場タイプを追加するたびにコントラクト層を積み増してきたが、V2ではその構成を簡素化する方針だと説明している。
V2はまず、バイナリー市場、アトミック・ネグリスク、インクリメンタル・ネグリスク、コンビネトリアルの4種類の市場タイプに対応する。判定には、UMAやChainlinkなど複数のデータソースに接続するオラクルアグリゲーターを活用する。
ポジション、担保、判定結果を他チェーンに移管する機能も備える。Polymarketは、現在のネットワーク外へ拡張する際に、この機能を有効化する計画だ。
Polymarketは事業拡大に合わせ、幹部採用やプロトコルチームの増強も進めている。アレックス氏は5月に同社へ加わった。さらにその約3カ月後には、Bird創業者でUberとLyftで役員を務めたトラビス・バンダーザンデン氏を最高成長責任者に起用した。
Bloombergによると、Polymarketはポストマネー評価額210億ドルを前提に、10億ドル規模の資金調達を協議しているという。