Ondo Financeが、未上場企業に連動するトークン化証券を扱う新サービス「Ondo Private Market」をオンチェーンで提供する。The Blockが6日(現地時間)に報じた。第1弾の対象は、新規株式公開(IPO)を控えるAI企業となる。
報道によると、Ondo Private Marketでは、選定した未上場企業に連動するトークン化証券を提供する。価格は、所定の流動性イベントが発生した時点での1株当たり価値に連動する仕組みだという。
投資家はこのトークン化証券をオンチェーン上で自由に移転でき、他のサービスとも組み合わせて利用できる。適格投資家は24時間、売買やポジション調整が可能とされる。
Ondo Financeは、この商品が対象企業の株式そのものではないと説明している。保有者に所有権や株主としての権利は付与されない。購入できるのは、米国外の対象地域に所在する要件を満たした投資家に限られる。
また、投資家は追加の許認可手続きなしに、流通市場で24時間売買できるとしている。今後はAI企業に続き、ロボティクス、サイバーセキュリティ、バイオ、インフラ関連企業へと対象を広げる予定だ。
Ondo FinanceのCEO代行兼社長、イアン・デ・ボード氏は、「米国で個人投資家がアクセスできる投資先の大半は上場企業だが、売上高が1億ドルを超える企業の87%は未上場企業だ」と指摘。その上で、「こうした状況を変えるためにOndo Private Marketを提供する」と述べた。
The Blockのデータによると、トークン化株式市場の時価総額は420億ドルを超えた。トークン化資産市場全体の1210億ドルのうち、約35%を占める。