AirPods Pro 3(写真=Apple)

Appleの「AirPods Pro 3」は、アクティブノイズキャンセリング(ANC)の強化、心拍計測機能の追加、イヤホン単体での再生時間延長が主な進化点となっている。9to5Macは5日(現地時間)、約1年使った実体験をもとに、AirPods Pro 2からの買い替えを検討する際のポイントを3つにまとめた。

最も大きな変化として挙げたのがANCだ。Appleは、AirPods Pro 3の騒音低減性能がAirPods Pro 2比で最大2倍になったと説明している。

体感でその差を厳密に数値化するのは難しいものの、実際の使用感では違いははっきりしているという。9to5Macも昨年のレビューで、「ノイズキャンセリングは確実に改善された」と評価していた。

AirPods ProシリーズにとってANCは中核的な強みだけに、買い替えを後押しする要素の1つといえそうだ。

健康関連機能の拡充も見逃せない。AirPods Pro 3は左右それぞれのイヤホンに心拍センサーを搭載した。

このセンサーは不可視の赤外線を毎秒256回照射する方式で心拍を測定する。運動中は、iPhoneのフィットネスアプリで心拍を含む追加指標を確認できる。

フィットネスアプリでは50種類超のワークアウトを開始でき、進行状況はライブアクティビティで表示される。

この機能は、iPhone向けGymKit対応を含むiOS 27でさらに拡張された。iPhoneとAirPods Pro 3だけで、Apple Watchに近いワークアウト追跡を利用できるようにする狙いだという。

手首に時計を着けなくても運動データを確認できる点は、差別化につながる要素といえる。Apple Watchと併用する場合でも、AirPods Pro 3が補完的な役割を果たすと9to5Macはみている。

例えば、ウエイトトレーニング中にApple Watchの装着位置がずれた場合でも、AirPods Pro 3が計測精度の維持に役立つ可能性があると紹介した。

バッテリー性能にも変化がある。AirPods Pro 3はANCを有効にした状態で、イヤホン単体の音楽再生時間が最大8時間となり、AirPods Pro 2の6時間から伸びた。

一方、総駆動時間は短くなった。AirPods Pro 2はイヤホン6時間、ケース24時間で合計30時間だったのに対し、AirPods Pro 3はイヤホン8時間、ケース16時間の合計24時間とされる。

イヤホン単体では改善したものの、ケースの充電頻度は増える可能性がある。この点は購入前に確認しておきたいポイントになりそうだ。

装着感の変化も判断材料になる。AirPods Pro 3はイヤホン形状が変更され、9to5MacはPro 2より快適だと評価した一方で、合わないと感じたユーザーもいたという。

そのため、購入前に実機を試すか、返品しやすい販売店を選ぶのが望ましいとしている。

価格面も買い替えを後押しする材料として挙げた。AirPods Pro 3の現在の販売価格は179ドルで、定価は249ドルという。

性能向上を重視するのか、それとも装着感や総駆動時間の変化まで含めて見極めるのか。AirPods Pro 3へのアップグレードは、その見方によって判断が分かれそうだ。

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