XRPのイメージ(写真:Shutterstock)

XRPの日足チャートで、強気の「カップ・アンド・ハンドル」形成を見込む見方が出ている。パターン成立の確認には、9月23日に付けた高値1.6572ドル(約249円)を終値ベースで明確に上抜けられるかが焦点となる。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが5日(現地時間)に報じた。ベテラントレーダーのピーター・ブラント氏は、XRPチャートで9月23日の高値1.6572ドルを重要な突破ラインとして示した。

今回のパターンの起点は8月の上昇局面にある。XRPは当時、1.60ドル台半ばまで上昇した後に反落し、9月中旬には1.25〜1.30ドルまで下落した。その後は買い戻しが入り、価格は前回高値近辺まで反発。9月23日に1.6572ドルまで上昇した動きが、カップ上辺の再テストと受け止められている。

その後の調整は比較的浅かった。XRPはカップ底値付近まで押し戻されず、1.45〜1.55ドルのレンジで推移しており、この部分がハンドルに当たるとの見方だ。ブラント氏は直近の価格構造の下にコーヒーマグの画像を添え、このパターンを強調した。

もっとも、パターンが確認されるには1.6572ドルを明確に上回り、終値ベースでも維持する必要がある。足元の1.5230ドル(約228円)を基準にすると、上抜け達成には約8.8%の追加上昇が必要になる。カップの底値である約1.26ドルと上辺の1.6572ドルから単純計算した上値目標は約2.05ドル(約308円)となるが、これはブラント氏が直接示した目標ではなく、チャート構造から機械的に算出した水準だ。

一方で、直近のハンドル圏である1.45ドル近辺を下回れば、短期の強気シナリオは後退する可能性がある。9月安値方向に向けて調整が深まれば、「カップ・アンド・ハンドル」との解釈自体が崩れかねない。チャートの平均方向性指数(ADX)は43.80で、トレンドの強さは示しているものの、上昇・下落のどちらに向かうかまではこの指標だけでは判断できないとしている。

ブラント氏はXRPについて継続的にチャート分析を発信している。過去には、長期チャート上でXRPが最終的に5.40ドル(約810円)へ到達し得るとの見方を示したことがある。別の投稿では、投資家がXRPの熱心な支持者である必要はなく、シンプルなチャート分析だけでも投資を検討する余地は十分あると述べた。

ただ、同氏はXRPのファンダメンタルズには依然として距離を置いている。取引を低コストで処理できる点は認めつつも、その実用性だけで資産価値が必ずしも高まるわけではないとの見解を示した。

当面の注目点は明確だ。XRPが1.45ドル近辺のハンドル圏を維持しながら、1.6572ドルを上抜けられるかどうかが、今回のパターンの成否を左右する最大のポイントとなる。

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