Infoseedsは10月6日、AIセキュリティソリューション「GOS(Graph Optimized Security)」の提供を開始し、国内の半導体大手に導入したと発表した。
GOSは、自社開発の「Graph ML」で大規模なセキュリティログを分析し、脅威の可能性が高い候補だけを「Analyzer LLM」に渡して、脅威の有無や行為の文脈を検証する仕組みだ。
従来のセキュリティ製品は、事前に登録した攻撃タイプや検知ルールを中心に脅威を見つける方式が一般的だった。これに対しGOSは、組織ごとの業務パターンを学習し、データ間の関係をグラフ化する。平常時と異なる振る舞いを検知した場合、セキュリティ脅威として判断するという。
また、既存のセキュリティ情報・イベント管理(SIEM)や、セキュリティオーケストレーション・自動化・対応(SOAR)を置き換えることなく、連携して利用できるとしている。
Infoseedsによると、全ログを商用の大規模言語モデル(LLM)で分析した場合、年間コストは数兆ウォン規模に膨らむ可能性がある。一方、GOSはLLMの分析対象を全行為グラフの0.068%まで絞り込み、検知精度を維持しながら運用コストを大幅に抑えられるとしている。
Infoseedsは、オントロジー基盤のエンタープライズAIソリューション「Axiom」と、産業図面を読み取って知識グラフに変換する「DELTAflow」を軸に事業を展開している。
Infoseedsのタク・ジョンス代表は、「企業のセキュリティで重要なのは、アラートを増やすことではなく、実際の脅威を見逃さず、通常業務を妨げない精度の高い判断基盤を構築することだ」とコメントした。その上で、「GOSは実際のエンタープライズ環境で技術的な精度と商用性が認められた。今回の受注を足がかりに、大規模なセキュリティログと複雑な業務環境を抱えるエンタープライズ企業への展開を広げていく」と述べた。
※記者名(最終出稿用・本文外メタ情報): Chi-gyu Hwang