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暗号資産市場が2026年7〜9月期(3Q)に大きく持ち直した。Bitcoinは同四半期に42.71%上昇し、過去9年で最高の3Qリターンを記録。Ethereumも70.8%上昇し、3Qとして過去最高の上昇率となった。市場では、現物ETFへの資金流入が相場を支える一方、10月27〜28日の米連邦公開市場委員会(FOMC)と、Bitcoinが8万ドルを維持できるかが4Qの焦点とみられている。

10月1日付(現地時間)のブロックチェーンメディアCryptopolitanによると、暗号資産市場は2026年1Q、2Qと連続で下落した後、3Qに入って反発した。機関投資家マネーの回帰に加え、政策への期待も追い風となり、主要暗号資産からアルトコインまで幅広く買われた。

アルトコイン市場の回復も鮮明だった。Bitcoin、Ethereum、ステーブルコインを除く暗号資産の時価総額を示すTOTAL3ESは、3Qに3640億ドルから5470億ドルへ拡大した。増加額は約1830億ドルで、四半期ベースでは約50%増となる。

個別銘柄では、Zcash(ZEC)が260%超上昇し、Uniswap(UNI)も200%以上値上がりした。Chainlink(LINK)はほぼ2倍となり、Hyperliquid(HYPE)は過去最高値を更新。Solanaは10カ月続いた下落局面から反発し、Quant(QNT)も四半期終盤に急伸した。

相場を支えた最大の要因は、機関投資家資金の流入だ。SosoValueによると、Bitcoin現物ETFには3Qに64億9000万ドルが純流入した。6月には45億1000万ドルの流出だったが、8月には35億2000万ドルの流入に転じ、資金フローは改善した。これにより、Bitcoin現物ETFは3四半期連続の純流出から純流入へ切り替わった。

Ethereum現物ETFにも資金が流入した。3Qの純流入額は31億1000万ドルで、四半期ベースでは過去3番目の高水準。関連商品の合算純資産は2倍超の177億9000万ドルに増えた。

企業による財務運用目的の買いも再開した。Strategyは3QにBitcoinの買い増しを再開。米財務省による長期国債のバイバック拡大や、米証券取引委員会(SEC)のトークン化株式に関する「イノベーション免除」措置も、投資家心理に影響を与えた。

もっとも、3Qの上昇基調が4Qも続くかは見通せない。市場では、10月27〜28日に開かれるFOMCを最大の変数とみている。9月30日に発表された個人消費支出(PCE)物価指数は市場予想を下回り、10月の利上げ観測は後退した。ただ、インフレ圧力が根強いまま推移したり、雇用指標が強い内容となったりすれば、米国債利回りの上昇とドル高を通じて暗号資産相場の重しになる可能性がある。

価格面では、Bitcoinが8万ドルの節目を維持できるかが重要視されている。この水準を保てば、次の上値目標として8万7400ドルと9万ドルが意識される。一方、8万ドルを下回れば、3Qに弱まっていた売り圧力が再び強まる可能性があるという。

過去の季節性も、Bitcoinの4Q相場への期待を支えている。CoinGlassによると、2013年以降のBitcoinの4Qリターン中央値は26.59%で、四半期別では最も高かった。これに対し、Ethereumの4Qリターン中央値は0.15%にとどまり、両資産の値動きには差がみられた。

今後は、規制を巡る不透明感の後退と、現物ETFへの資金流入が続くかが3Q反発の持続性を左右しそうだ。過去の季節的な強さを再現するには、金利環境の安定と機関投資家需要の継続が欠かせず、市場の関心は今後の経済指標と政策動向に向かっている。

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