ビットコインは8万5000ドル近辺に積み上がっていた売り注文をこなし、8万7000ドル台をうかがう展開となった。2日、Cointelegraphによると、Bitstampベースでは一時8万6857ドルまで上昇した後、8万6000ドルを下回る場面もあった。
今回の上昇は、週を通じて上値を抑えていた売り注文の吸収が背景にある。Glassnodeのデータでは、8万5000ドル付近に売り注文が集中し、相場の重しとなっていたが、買いがこれをこなして保ち合いを上放れた。
GlassnodeはXへの投稿で、上値の売り流動性が薄くなったことで相場が一段と上昇しやすくなったと指摘した。残っていた売り注文もおおむね吸収された可能性があるとしている。
この水準を上抜けた後は、8万7300ドル超に清算が集中しやすい価格帯が控える。Coinglassの集計では、直近24時間のビットコインのショート清算額は1億2200万ドルで、暗号資産市場全体の清算額は2億1000万ドルだった。
8万6000ドル前後は、米現物ビットコインETF投資家の平均取得コスト帯とみられている。Glassnodeは定期レポート「The Week Onchain」で、売買高の増加とETFへの資金流入再開がそろって確認できるかが、ビットコインの上昇基調に幅広い支持があるかを見極めるポイントになるとの見方を示した。
米国の現物ビットコインETFの日次純流入は、9月21日に9億9900万ドルと、ほぼ1年ぶりの高水準を記録した後、鈍化した。Farside Investorsによると、10月1日の純流入額は1億270万ドルだった。
このうち、BlackRockのiShares Bitcoin Trustには1億9500万ドルが流入した。一方で、他の一部ファンドでは資金流出が発生し、ETF全体の純流入額は縮小した。