XRPは、短期的な下値支持と上値抵抗にはさまれ、重要な分岐点を迎えている。ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」によると、足元では1.4466ドルと1.5815ドルが当面の焦点になっている。
XRPは8月17日までの週に1.70ドル近辺まで上昇したが、その後は上昇基調が一服し、9月中旬には1.25ドルまで下落した。その後は買いが下値を支え、1.50ドルを回復したものの、1.6569ドル近辺で再び上値を抑えられた。直近は1.48ドル前後で推移しているとされる。
テクニカル面では、まず週足のボリンジャーバンドが注目される。上限は1.5815ドルと現在値のすぐ上に位置し、下限は1.24ドルにある。1.24〜1.25ドルは、8月高値後の調整局面で実際に下値支持として機能した水準で、下押し圧力が強まった場合に改めて意識されやすい価格帯とみられている。
より重要な節目とされるのが、日足ベースのボリンジャーバンド下限である1.4466ドルだ。この水準を割り込めば、1.24〜1.25ドル台が再び視野に入る可能性がある。一方で、1.4466ドルを維持できれば、1.5815ドルの抵抗線を再度試す余地が残る。
トレンドの強さには鈍化もみられる。週足の方向性指数(DMI)では、+DIが28.57へ低下しつつあり、平均方向性指数(ADX)も28.46まで下落している。下落圧力を示す-DIも17.15近辺から低下基調にあるが、注目されているのは、上昇トレンドそのものの勢いが弱まっている点だ。
短期モメンタムも弱含んでいる。日足のMACDヒストグラムは9取引日連続でプラス圏を維持した後、9月末にマイナスへ転じた。MACDラインは0.0424、シグナルラインは-0.0047で、全面的な弱気転換とまでは言えないものの、売り圧力の強まりを示すサインと受け止められている。
資金フローも相場の重荷となっている。Binanceの日足チャートを基準にしたチャイキン・マネー・フローは、9月22日に0.01まで上昇し、買い圧力の一時的な改善を示したが、その後は-0.08まで低下した。マイナス圏への低下は、XRPからの資金流出圧力が強まったことを示し、短期的な下押し要因として意識されている。
こうした中、市場の関心は改めて2つの価格帯に集まっている。XRPが1.5815ドルを回復すれば、直前の戻りを阻んだ1.6569ドルが次の抵抗線として意識される可能性がある。逆に1.4466ドルを割り込めば、1.24〜1.25ドル台を再び試す展開も想定される。当面は、1.4466ドルを維持できるか、あるいは1.5815ドルを上抜けられるかが、今回の調整局面の行方を左右する焦点となりそうだ。