現代自動車の電気自動車(EV)「IONIQ 5」が、減速する米EV市場で底堅い販売を維持している。2026年1〜9月の米国販売は3万1112台となり、前年同期比では24%減だったものの、主要競合車を上回った。
米メディアのElectrekが1日、報じた。米国では昨年9月末で、新車EVに対する最大7500ドル(約112万5000円)の連邦税額控除が終了。以後、EV市場全体の販売は鈍化している。
こうした中、現代自動車は2026年型IONIQ 5の一部グレードを最大9800ドル(約147万円)値下げし、価格面の競争力を高めた。
それでもIONIQ 5の販売は下押し圧力を受け、第3四半期(7〜9月)の販売は2928台と、前年同期の約8400台から65%減少した。ただ、競合モデルの落ち込みはさらに大きかった。
GMの「Chevrolet Equinox EV」の第3四半期販売は1905台にとどまり、前年同期比92.4%減。1〜9月累計でも1万8154台で、IONIQ 5を1万2958台下回った。
トヨタの「bZ」の2026年1〜9月販売も約2万5000台で、IONIQ 5には及ばなかった。IONIQ 5とbZは、ともに3万5000ドル(約525万円)前後からの価格帯で、NACS充電ポートを搭載。上位仕様では航続距離が300マイル(約483キロ)を超える。
2027年型IONIQ 5 SEスタンダードレンジの米国価格は3万5250ドル(約529万円)からで、EPA基準の航続距離は245マイル(約394キロ)。SEの後輪駆動モデルは3万7750ドル(約566万円)で、最大318マイル(約512キロ)となる。
一方、トヨタの2027年型bZ XLE前輪駆動は3万4980ドル(約525万円)から。ベースモデルの航続距離は236マイル(約380キロ)で、XLE前輪駆動プラスは最大314マイル(約505キロ)に対応する。