チャールズ・ホスキンソン氏のイメージ画像 画像=Reve AI

Cardano創業者のチャールズ・ホスキンソン氏は1日、自身はCardanoのCEOではなく、ネットワークの採用拡大についても責任を負う立場にないとの考えを示した。Cardanoは分散型ネットワークであり、自身に公式な役職はないと強調している。

ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」によると、発言のきっかけは、市場関係者がCardano陣営に対し、外部環境ではなく採用拡大や開発者活動、スケーラビリティ、流動性、実利用の強化に注力すべきだと批判したことだった。あわせて、創業者であるホスキンソン氏がエコシステム全体の成果を主導すべきだとの指摘も出ていた。

これに対し、同氏はCardanoの普及に責任を負う立場ではないと反論した。Cardanoは分散化されたネットワークであり、一部のコミュニティ参加者が自身とCardanoの関係を誤解しているとの認識も示した。

創業者の役割をめぐる不満についても言及した。同氏は「創業者は奴隷ではない」と述べ、ネットワークの成果や普及を創業者個人の義務とみなす見方に反発した。

また、自身をCardanoの最高経営責任者(CEO)と呼ぶ見方も明確に否定した。コミュニティ参加者からCEOと呼ばれると、同氏は「私はCardanoのCEOではなく、Input Output Global(IOG)のCEOだ」と説明した。IOGは同氏が設立したブロックチェーンの研究・エンジニアリング企業で、Cardanoの開発で大きな役割を担ってきた。

こうしたやり取りの背景には、ADAの価格低迷を受けた長期保有者の不満がある。ADAは2021年9月に史上最高値の3.10ドル(約465円)を付けたが、その後大きく下落した。足元では0.2491ドル(約37円)近辺で推移しており、高値から約92%安い水準にとどまっている。一部のコミュニティでは、暗号資産投資そのものを後悔する声も出ているという。

一方で、ホスキンソン氏は採用拡大の直接的な責任からは距離を置きつつも、Cardanoの長期的な見通しには引き続き強気の姿勢を示している。これまでに、2026年末までにADAが暗号資産の上位10資産に入る可能性に言及したほか、エコシステムの中核開発課題として「Ouroboros Leios」と「RealFi」を挙げ、将来性を訴えてきた。

今回の発言によって、Cardanoの成果不振をめぐる責任の所在を問う議論が改めて浮上した格好だ。ホスキンソン氏は責任を負わない立場を明確にする一方で、エコシステム開発や今後の方向性をめぐる議論において、引き続き大きな影響力を持っている。

同氏は次のように述べた。

「私はCardanoの採用に責任を負わない。以上だ。あなた方は理解できていないようだ。Cardanoは分散型だ。私は公式な役割を持たない。創業者は奴隷ではない」

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