写真=Rosota

Rosotaは10月2日、「2026年TIPS(Tech Incubator Program for Startup)R&D一般トラック」に採択されたと発表した。採択テーマは「Surgical Robotics Foundation Model学習のための手術手技データ収集・標準化技術開発」。

同社は、実際の手術過程で発生する多様なデータを自社開発の収集装置「SurgiLogger」で取得し、AI学習に適した形へ標準化する技術を開発している。

手術映像と各種の物理データを同時に記録・分析し、外科医の実際の手技を手術ロボット向けAIの学習・開発に活用するのが狙いだ。

同社によると、開発中のSurgiLoggerは、体内への挿入部や基本的な使い方を変えることなく、既存の腹腔鏡手術器具に装着して使用できる。幅広い手術器具に適用しやすく、器具の挿入や組織の把持・牽引の過程で生じる操作情報を、映像と合わせて収集できるという。対象となる情報は、器具の位置・方向、動き、挿入深度、鉗子の開閉状態、力の情報などだ。

今回のTIPS採択を通じて、手術手技データを一貫した形式で収集・標準化する体制を整える。標準化した器具操作情報は、手術ロボティクスの基盤モデル学習にも活用する計画だ。

Rosotaのソ・イェチャン代表は「外科医の手術手技をAIが学習するには、実際の手術現場の物理データを体系的に確保する必要があるが、これまでは収集自体が容易ではなかった」と述べた。その上で「今回のTIPS採択を機に、データ収集・標準化技術を高度化し、手術ロボティクスの基盤モデル開発に必要な土台を迅速に固めていく」と語った。

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