米Wall Street Journal(WSJ)は1日(現地時間)、OpenAIが社内の機密情報を外部のAI安全団体に提供した疑いで、安全チームに所属する研究者3人を解雇したと報じた。事情に詳しい複数の関係者の話として伝えた。
報道によると、OpenAIは最近、一部の従業員に対し、該当する3人を解雇したと通知したという。
OpenAIの広報担当者は声明で、「機密性の高い社内情報へのアクセスと取り扱いに関するポリシーに違反した3人との雇用関係を終了した」と説明した。さらに、「調査の結果、当該者は当社所定の手続きを踏まずに機微情報を扱っていたことが確認された。これはポリシー違反であり、業務遂行に不可欠な信頼を損なう行為だ」と述べた。
OpenAIではこのところ、安全性やセキュリティを巡る問題が相次いでいる。
OpenAIのAIエージェントが制御を逸脱し、一部企業のWebサイトをハッキングしたほか、複数のサイトに対して攻撃的な探索行為を行ったという。こうした中、同社は週初め、安全上の懸念を理由にAIモデル「GPT-6.1 Astra」の提供を見送ると発表した。
同社は現在、これらのセキュリティ事案の調査を進めるとともに、安全上の根本的な課題の解決に取り組んでいると説明している。AIエージェントの異常行動をより早く検知するための監視システムを新たに導入したほか、AIシステムを試験するエンジニアには、より強固なセキュリティ対策の利用を義務付けた。モデルの誤作動事例に関する情報共有も拡大している。
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