ドナルド・トランプ米大統領は30日(現地時間)、主要AI企業の経営陣と先端AIモデルの安全管理に関する共同誓約に署名した。ブロックチェーンメディアのCointelegraphによると、今回の合意は、先端AIのリスク管理に関する責任の多くを開発企業の自律的な対応に委ねる内容となっている。
ホワイトハウスがまとめた文書名は「フロンティア責任に関する共同約束」。AIモデルが意図しない形で技術システムにアクセスしたり、不正行為に利用されたりすることを防ぐため、内部統制、独立した外部監査、取締役会レベルでの監督を求めた。将来的に、この自主的な枠組みを法規制へ移行させる可能性も残している。
トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に対し、企業による自律的な規律の必要性に理解を示した。一方で、中国との競争を理由に、AI開発のスピードを落とすことには反対してきた。
署名には、Googleのスンダー・ピチャイCEO、Anthropicのダリオ・アモデイCEO、Metaのマーク・ザッカーバーグCEO、OpenAIのグレッグ・ブロックマン社長、NVIDIAのジェンスン・フアンCEO、xAIのイーロン・マスクCEOが参加した。
ホワイトハウスでの会合では、AIの安全性、産業成長、データセンター開発についても協議した。トランプ大統領は、米中によるAI共同ベンチャー構想については認めない考えを示した。
トランプ大統領は同日、政権内で「人工知能」ではなく「超知能」という表現を用いるよう求める大統領令にも署名した。関連技術の可能性と急速に進化する能力を、より適切に表す表現だとの認識を示した。