XRP(写真=Shutterstock)

暗号資産投資家のムラド氏は、XRPを含む暗号資産への投資では、短期売買や銘柄の乗り換えを繰り返すよりも、数年単位で保有を続けるほうが有効だとの見方を示した。The Crypto Basicは29日、報じた。

ムラド氏は、暗号資産投資の成否は足元の価格変動だけで決まるものではないと指摘する。長期保有を続け、下落局面でも買い増す投資家層の厚い銘柄は、流行に応じて資金が素早く移る銘柄より優位に立ちやすいという。

同氏は、Bitcoin、XRP、Dogecoin、Chainlink、Cardano、Solana、Zcashを、強い「ナラティブ」を持つ暗号資産として挙げた。こうした銘柄の投資家は確信が強く、関連イベントにも積極的に参加し、保有資産を自らのアイデンティティの一部として捉える傾向があると説明した。

XRPについては、暗号資産市場の中でも結束の強いコミュニティを持つ資産の一つだと位置付けた。支持の背景として、長期的な採用への期待に加え、Rippleの決済事業やXRP Ledgerの存在を挙げている。ムラド氏は、こうした構造が短期の値動きを追うよりも、長期保有戦略を後押しするとみている。

また、Bitcoin投資家を例に、複数回の市場サイクルを通じてみれば、売買を繰り返した投資家より、保有を続けた投資家のほうが高いリターンを得た可能性があると主張した。短期売買では、売却のタイミングや他の銘柄へ資金を移す時期を、市場変化に先回りして正確に見極めるのが難しいためだという。

その根拠として、急騰した数日を逃すだけで運用成績が大きく悪化する事例も示した。今月初めに公表されたBitcoinの収益率データでは、2026年8月の月間上昇率は24.9%だったが、成績が最も良かった4取引日を除くと0.5%まで縮小した。2024年11月も、月間37.1%の上昇率が同じ条件では4%に低下した。

過去の上昇局面でも同様の傾向がみられた。2023年3月のBitcoinの月間上昇率は23.2%だったが、急騰局面を取り逃した場合は8.3%の損失に転じた。2017年12月も、39.3%の上昇がマイナス22.6%に反転したという。短期の値動きを狙う戦略では、かえって大きな収益機会を逃す可能性があることを示す数字といえる。

もっとも、同氏は長期保有が万能だと主張しているわけではない。価格下落が長期化すれば保有負担は重くなり、すべての資産が過去高値を回復する保証もない。実際、多くの暗号資産はなお2017年の高値を下回って推移しており、XRPもその一例として挙げられた。

ムラド氏はSNSへの投稿で、「暗号資産は4回目のサイクルだが、最大の教訓は、トレードや資金移動、市場のタイミング狙いでは儲からないということだ。本当に持続的で勝率の高い方法は、数年単位でのHODLだ」と述べた。

キーワード

#XRP #暗号資産 #長期保有 #短期売買 #Bitcoin #Ripple #XRP Ledger
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.