XRP(写真=Shutterstock)

暗号資産トレーダーのCrypto Michael氏が、XRPにはなお上昇余地があるとの見方を示した。ただ、具体的な目標価格や根拠となるチャートは示しておらず、市場の関心は実際に抵抗線を突破できるかどうかに向かっている。

ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が29日(現地時間)に報じたところによると、同氏はXRP保有者に対し、「大きな上昇に備えるべきだ」と発言した。足元の値動きについても、改めて強気を示す局面に入っているとの認識を示した。

一方で、最新のXRPチャートは提示しなかった。運営するトレーディンググループのメンバーに対し、外部には共有しないと約束しているためとしている。現時点で公になっているのは上昇方向の見通しにとどまり、具体的な目標価格帯は明らかになっていない。

XRPは足元で、短期的な急騰後の調整局面にある。価格は1.50ドル前後(約225円)で推移している。

23日には日中に1.65ドル(約248円)を上回る場面があったが、その後は反落した。ただ、9月中旬に付けた1.25〜1.30ドル(約188〜195円)の安値圏は依然として上回っている。

今回の発言は、同氏が数年にわたって維持してきたXRP強気論の延長線上にある。25日には、自身のポートフォリオでXRPを保有していることも明らかにした。

同氏の長期見通しは2024年から続いている。XRPが1ドルを下回って推移していた当時、7年にわたる強気ペナントが形成されているとして、大幅な上放れの可能性に言及していたという。

その後、2024年11月の上昇局面で長期的なチャート構造が上放れした際には、従来の見方を改めて示し、XRPが1ドルを超えた後に3ドルまで上昇した流れと結び付けて説明した。さらに2024年7月には、長期の横ばい推移と広範な投げ売りが望んでいた買い場を生んだとして、XRPを購入したと公表している。

調整局面に入った後も見方は変えていない。2026年5月にはXRPの安値はすでに形成されたと述べ、8月には1ドル近辺が今回サイクルの底だとあらためて指摘した。

また23日には、向こう数週間はビットコインとXRPがイーサリアムより強含むとの見方を示した。さらに2日後には、勢いが戻ればXRPは抵抗線を速やかに突破し得るとも述べている。

もっとも、今回は目標価格が示されていない点に限界がある。同氏はこれまで、XRPの底打ち判断に有効だったとする「黄色い線」にたびたび言及してきたが、今回もその裏付けとなるチャートは公開しなかった。

このため、現時点で確認できるのは、長期の強気見通しが維持されているという点に限られる。実際の売買判断に必要となる具体的な価格基準は示されていない。

今回のシグナルは、(1)主要な底値はすでに形成された、(2)足元の短期的な値動きは上昇前のプロセスにある、(3)その後により大きな値動きが出る可能性がある――という3点に整理できる。

チャートや数値目標が示されていない以上、市場は発言そのものよりも、今後XRPが実際に抵抗線を突破できるかどうかを注視する展開となりそうだ。

同氏は「このXRPのチャートセットアップを示したいが、グループのメンバーに一般公開しないと約束している。とにかく上昇に備えてほしい。大きな上昇だ」と述べた。

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